海中作業のために沖へ向かうダイビング会社の船、養殖施設で作業をする養殖真昆布漁家さんの船、その先の沖合で網の入れ替え作業をする大謀網(定置網)の船。
10月も中旬を過ぎ、秋も深まりつつあるここ「函館真昆布」の里・南茅部の海では、早朝から精力的にみなさん仕事をしています。
養殖真昆布施設では、2021年の収穫に向けた養殖真昆布の種付け作業が始まりました。
今年(2020年)は質、量ともに最良の水揚げとなりました。
来年も同様の水揚げに向けて、養殖真昆布漁家さんの情熱の真昆布作りがここから始まります。
そして、岸壁ではこちらも南茅部の貴重な海産物である「がごめ昆布」の種付け準備作業が行われていました。
これが「がごめ昆布」の稚葉。
この稚葉を「のれん」と呼ばれるロープに一定間隔ではさみ込んでゆきます。
挟み終わった「のれん」を沖の施設へ持って行き、そこで施設のケタと呼ばれる綱に吊るします。
この作業は真昆布と同じです。
真昆布と違うのは、真昆布の場合、糸に真昆布の胞子が付着して、成長し始めた種糸をこの10月に地元漁協の種苗センターから購入して、すぐさま「のれん」に差し込んで沖の施設へ持っていくのですが、「がごめ昆布」の場合は、種糸を2月に種苗センターから購入し、そのまま沖の施設で春、夏と海中で生育したのち、こうしておかに持って来て「のれん」に差し込んでまた沖の施設へ持っていくという工程を踏んでいます。
来年もまたこちらも立派な「がごめ昆布」が収穫されることでしょう。
このように最高の真昆布、がごめ昆布を生産するためにがんばっている南茅部の漁家さん。
みなさん、何卒、応援のほど宜しくお願い致します。
そして、南茅部の「函館真昆布」「がごめ昆布」で美味しく健康な日常をお送りください。
当組合ではここ函館南茅部で水揚げされた最上級の函館真昆布、がごめ昆布を丹精込めて製品化し、みなさまにお届けいたします。
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