「大腸菌はお尻拭く時にトイレットペーパーを36枚重ねしないと紙を貫通して手に付着する」は本当か | かたづけこびとのみつけかた

かたづけこびとのみつけかた

整理収納×防災備蓄 かたづけこびと 堀中里香
&フリーライター カリカナリホのブログです。

使いやすい、ということは
意識しなくても使えるということ。

それを”かたづけこびと”って名付けました。
かたづけこびとを探す毎日です。

あまりにもくだらないかもしれませんが

気になってしょうがないので

ブログに書いちゃうことにしました。

 

というのも

もちぎさんのツイートが

めちゃめちゃ気になってしまって。

 

 

36枚重ねしないと紙を貫通して

手に付着するってどういうことよ?

 

 

 

気になったのでツイートの返事を見てみた
 

 

どんな反応があるのか見たら分かるかな、

と思ってツイートの返事を見てみたら

 

 

「それはガセですよ」

 

 

というお返事を発見!

えっそうなの??

 

トリビアの泉でやっていたらしいのです。

確かにガセネタを検証する

ガセビアの泉ってコーナー、あったなあ。

 

検索したら、それらしき動画発見!

すごい、なんでもあるぞYoutube。

 

 確かにここでは

「トイレットペーパーを

何回折っても

大腸菌は通り抜ける」

はガセビア認定

されていましたが、

それと

「大腸菌はお尻拭く時に

トイレットペーパーを

36枚重ねしないと

紙を貫通して手に付着する」

は、同じじゃない

気がするのです。

 

 

 

もっと気になったので検索してみた

 

 

もちぎさんのツイートで

36枚とか、詳しい数字があるってことは

何か元ネタがあるに違いないと思うわけで。

 

色々検索してみたら、
色々記事が出てきましたよ。

いや、全然ヒマじゃないんですけど

気になっちゃうとダメなんですよね…。

 

 

こちらを見ると、元ネタはきちんと

学会で報告されているようです。

2019.03.07
「トイレットペーパー36枚重ね」 してますか?

 

日本防菌防黴(ぼうばい)学会によると「トイレットペーパーを36枚重ねてようやく手から大腸菌群が検出されなくなる」との結果が報告されています。
手にトイレットペーパーをくるりと巻きつけた長さを仮に25cmとして、36枚重ねるとしたら25cm×18回=450cm。これでお尻を2回拭く場合、一度に約9mものトイレットペーパーを使用する計算になり、不経済であるだけでなく、トイレに詰まりやすいという弊害も生まれます。この結果を見るとトイレ一回につきそれほど大量の紙を使うということは現実的ではなく、また、お尻を拭いた後の手にどれほどの菌が付いているのか想像できますね。

 

 

こちらは本に記載されているとの情報。

2014-01-09
トイレットペーパー36枚重ねじゃなければ大腸菌から手を守れない

 

トイレットペーパーを何枚重ねると大腸菌が手につかないかという疑問については、しっかりと実験が行われています。

 

医学博士の青木皐さんの著書

「ここがおかしい菌の常識」に

書かれているそうです。

 

 

 

 

こんなクイズもありました。

コープはいくつかの地域の

コープだよりみたいなやつで書かれているので

同じネタをいろんな地域で使ったのかな。

Q11
トイレでお尻を拭くときに、トイレットペーパーを何枚重ねると大腸菌は通過してこないでしょう?

 

 

お、これが一番わかりやすそう!

しかも出典ゲットだぜ!

2018.10

大腸菌は トイレットペーパーを 何枚通過するか? 

 

重ねたトイレットペーパーに、 大腸菌を含む液体をごく少量たらし、 何枚目まで浸透するかという実験が行われました。 結果は、36枚目でやっと菌数が0になったそうです。 だからと言って、トイレのたびに36枚重ねの トイレットペーパーを使うのは現実的では ありません。きちんと手洗いをするのが 大事ということですね。

 

出典:「ふん便の特殊性と 糞便汚染指標菌(大腸菌)の測定」 日本防菌防黴学会誌.1991

https://kensa.coop-kobe.net/chromato69.pd

 

 

 

元ネタ発見!でも中身が確認できず…
 
 
「ふん便の特殊性と 糞便汚染指標菌(大腸菌)の測定」
このタイトルでググってみたら、
論文にたどり着きました!
なんと、1991年の論文でした。
 
著者 (1件): 

持永泰輔(東京食品衛生協会)


資料名: 

防菌防ばい  (防菌防ばい学会誌)


巻: 19  号: 9  ページ: 467-472  発行年: 1991年09月
JST資料番号: G0816B  ISSN: 0385-5201  CODEN: BOBODP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
 

 

がしかし残念なことに、上記の情報以外は

 

   続きはJDreamIII(有料)にて 

 

って言われちゃった!残念過ぎる!!

有料かー。

これ確認するだけだからなあー。

と思って躊躇しております。   ←いまここ。

 

 

 

乾いているのか、湿っているのか

 

 

論文そのものを読めていないので

一概には言えませんが、ポイントは

 

 

実験で使ったのは

ふん便を模した

菌を含んだ”液体”である

 

 

というところじゃないかしら。

 

 

ガセビアの泉で確認しているのはあくまで

 

「トイレットペーパーを

何回折っても

大腸菌は通り抜ける」

 

なので、

トイレットペーパーは

乾いている前提。

 

大腸菌は水乾燥しているところへは

移動できない性質を持っているそうなので

ただ単に大腸菌を

トイレットペーパーにつけただけでは

 

乾いた

トイレットペーパーは

大腸菌を通しません

 

ってなるよね合格合格合格

 

 

でもいわゆる”大便”は

液体部分も多少ある(よね?)から

それがきっと「ふん便の特殊性」であり

菌を含んだ液体を実験で使った理由であり

その結果、大腸菌は液体とともに

トイレットペーパーを移動可能なわけで。

 

あとはその液体の中に

大腸菌がどれぐらいいるか、とか

その液体を

どのぐらいの量たらしたのか、とか?

 

 

これってつまり

水がどのぐらいトイレットペーパーに滲みこむか、

ってことになっちゃうのでは?

それとも滲みてたとしても

トイレットペーパーが36枚重なってれば

水は滲みても大腸菌は来ませんよ、

ってことなのかな?

論文読んでないから知らんけど。

 

 

 

どっちにせよトイレのあとは手を洗おう

 

 

動画の最後の方にフォローが。

 

「お尻を拭いた時に持っている側が乾燥していれば大丈夫」

 

そう、ガセビアの前提はやっぱり

”乾燥していれば”。

元ネタの前提は

”菌を含んだ液体”だから湿ってる。

そこが違うから結論が真逆になったのね、と

ひとまず納得するわたし。

ふう、すっきり合格合格合格

 

 

しっかし結局、

「大腸菌はお尻拭く時に

トイレットペーパーを36枚重ねしないと

紙を貫通して手に付着するらしい」については

論文を読まないとわからないので未解決。

 

こんなに色々調べたのに…トホホ

誰かこの論文、読んで教えてちょ。

 

 

 

 

お尻を拭いた後に

「なんかちょっと手が湿っぽいけど

ウォシュレットの水だから大丈夫でしょ」

ってのはアウトな可能性大!ってことです。

トイレのあとは手を洗おう。

髪とかちょちょっとつまんで終わり、

はだめよウインク

 

 

 

 

 

ひらめき電球みんなでおかたづけクラブ、部員募集中!ひらめき電球

 

1週間に1度、

みんなでお片づけをする部活動。

LINEに登録すると、1回体験入部が可能です!

友だち追加

登録して、「体験入部希望」って送ってね♪

詳細はこちらからどうぞ↓

 

 

 

 

 

かたづけこびとの現れる暮らしをご提案する

かたづけこびと代表、堀中里香です。

整理収納コンサルタント&防災備蓄収納マスタープランナーとして

栃木県は宇都宮を中心に関東で活動しています。

 

Line公式、始めました♪

整理収納&防災備蓄のあれこれ、お伝えします。

友だち追加