陰謀論と専門知識 | 技術的特異点前夜(シンギュラリティ) periscope

 

 

 

世の中には沢山の陰謀論が蔓延っているけれど
その分野の深い知識を持つと
それが陰謀論だという事が分かる

某国の悪だくみだとか
政治家の手回しだとか
それが事実の時もあるのだろうけれど
大半の陰謀論は胡散臭い

そして
一つの陰謀論を信じる人は
沢山の陰謀論を信じている
それらを信じやすい性格を有している

信じるか信じないかは自由だけれど
それを事実のように公言するのは
いかがなものだろうか

もし公言するのなら
その言葉に責任を持つ為に
徹底的にその分野の知識を深めた方がいいと思う
専門知識を身に付けると
自分の信じていた事がただの陰謀論だったと気づく

仕事上で専門知識を持つ事もあるだろう
しかし一般的にはそんな知識は持ってなくて当たり前
知識のない者がああだこうだと大声を上げる
ショッキングなネタほど印象に残って信じてしまう

飛行機事故は某国の仕業とか
大地震は人工地震だったとか

今からでも地質学を学び
大学院にでも通って博士になって
最新の情報で研究するくらいになれば
自分がなんて馬鹿な事を言っていたのだろうかと
気づくかもしれない

知っているつもりで知らない
知っている事が間違っている
全ての専門的な知識なんて頭に詰め込めない

私が勝手に思う物事を見極めるコツは
単純な事を知る事
例えば、リンゴを手から離すと下に落ちるとか

そして更に細かく分解してみる
リンゴとは何か
手とは何か
下とは何か
落ちるとは何か

宇宙に下なんて物は存在しない
下は逆から見れば上になる
人間がどこかに基準を置いて下と定義する
落ちるとは何か
落ちるなんて物は存在しない
これもまた定義

この宇宙に平行は無い
どこの空間もわずかに歪んでいるから
平行線は交わり離れる
平行線があると仮定しているユークリッド幾何学
それを元に計算式が作られる

線なんてものを人間は見たことがない
線は面積がなく私たちが見ている線は
拡大すれば長方形で線ではない

トランプ大統領の発言
その真偽やいかに
それをリンゴが落ちる様にまで落とし込んで考える
もちろん真偽を問うなら
真とは何か、偽とは何かも考える

1+1=2
はたしてこの計算式は真と言えるのか

とにかく分解して落とし込む
ネットで何かしらの情報が流れる
50人が亡くなる事故がおきました
素直に受け入れる時とそうじゃない時がある
本当に50人亡くなっているのなら
社会にこんな変化が起きているはずだ
そして偽情報だったと判明する

少し注意すれば誰でも気づくはず
リンゴとは何か
生まれたばかりの赤子はリンゴだと認識できない
リンゴと皿がくっついている一つの物
皿と机がくっついている一つの物
フンベツは何の為にあるのか

一度そんな風に潜ってみると良いように思う
毎回リンゴとは何かなんてやってたら
先に進まないから
一度やってみれば前にやって分かったからいいやと
思考を短縮させればいい

専門知識が無いと
真偽の分からない事だらけだけど
分解を意識すれば
ある程度の見極めが出来て
ムー的な疑いから解放されるように思う