灰 | 技術的特異点前夜(シンギュラリティ) periscope

 

 

 


お久しぶりです

少し平和になりすぎたようで
こうなるとモチベーションも下がるようです

不満やストレスがあると
何か書いたり作ったりする事に
気合も入るのですが
最近なんだか腑抜けている感じです

安らぐ事に慣れると刺激が欲しくなり
争いの中では平和を望む

ただ
今の腑抜けた時間も貴重で
苦しい時期に望んだものだったはず

腑抜けた時間で
精神を正常に戻す

子供の頃から
あしたのジョーが好きで
今も真っ白になりたい欲がとても強い

激しく燃焼して真っ白に昇華して
気が遠くなるように終わる
そんな理想

「ブスブスとそこらにある
見てくれだけの不完全燃焼とはわけが違う
ほんの瞬間にせよ
眩しいほど真っ赤に燃え上がるんだ
そして後には真っ白な灰だけが残る
燃えカスなんか残りゃしない
真っ白な灰だけだ

力石だって、あのカーロスだって
きっとそうだったんだ」

「私、、ついて行けない」

ジョーの好きなシーンです

戦国時代
背水の陣で囲まれて
中央突破に命を懸ける

私はそんな妄想をする

集中して
全力で

命を懸けて
何も残らないくらいに出し切る


モヤモヤして
くすぶって
つまらない

私はとても貧乏だけど
欲しいものは持っているし
こうやって文字を書いている時間も
お金より大事だし

未来に欲しいものは
自分の理想とする時間を過ごす事
贅沢な話だ

筆をとって
燃焼し切る事は可能なのだろうか
はちきれんばかりの
マグマのような咆哮を書けるのだろうか

全てを終わらせるカタルシスが欲しい

空海じゃないけれど
人類の最後の一人まで生き残って
皆を看取ってから逝くのもいいかなと
思っていたけれど
きっとそれは
他に適任者がいるのだろう

大切な人がいるのなら
その人よりも一日でもいいから長く生きて
悲しむ人を一人減らしたい

最期の一日は誰かに
その人の事を語って聞かせよう
こんな人がいたんだよと