こんな日にこんな記事
なんだか空気が読めていない感じがするし
書くのどうしようかなーと思ったのですが
どうしても気持ちがここにあります
 
すごく個人的なことなので、なんでもいいよって方のみ読んでくださいね
 
自分の日記的な書き留めです
 
 
 
 
 
 
私、貧血でついている病院で
定期的に血液検査しているんですけど
少し数値が上がっている項目があると先生に言われて
 
もしかすると飲んでいる鉄剤の影響かもと
一旦それを中止し期間を置いて再検査と
 
 
で、
次の検査も正常範囲を少し超えていた
 
まぁ、軽度の超え方ではあるし問題ないとは思うけれど、元々値が低かったので増え方が気になるとのことで大きな総合病院を紹介された
 
 
もうここでびっくりっていうか…
 
 
こんなの人生初ですし
貧血以外で引っかかったことがなかったのでほんとに驚きました
 
え?私がって
 
 
 
そこから取っていただいた予約の日まで少しあったので、あれこれ思うことはあっても気にしないようにして過ごし
 
 
で、総合病院で詳しく血液再検査
 
結果は2週間後
 
 
 
 
まぁ、この間も気になりながらも
極力普段通りの生活を送り
 
 
 
検査結果出る
 
 
うん、やはりここだけ少し高いかなってことで
次回エコー検査しましょうって
 
予約を入れられる
 
 
 
ここに来ると
不安の方が大きくなりだす
 
 
持って帰った検査結果を見て
たくさんのアルファベット表記を眺めたりして
 
ここだけちょっと高いんだなーとか思ったりして
 
 
あれこれ思うけれど
とりあえずその日を待つ
 
 
エコーの日
 
 
大きな病院でエコー室は
人があまり通らない静かなところにあった
 
 
何度か会っている先生なのに
この日は別人のようにも見えて
(というか、別人だと思っていた。診察の時に先生だと気づいたんだ)
 
 
暗い部屋で腹部にジェルを塗られる
 
 
ひんやりとして…妊娠中を思い出す
 
 
 
私のお腹に居た子たち
 
ジェルを塗った位置に機器を当て、映し出された映像を見る先生を、私は見るのが怖かった
 
どうしても悪いことを言われるのではないかと、思考が直結して過去の記憶がよみがえる
 
 
あぁ、あの時もこんな感じだったなぁと
 
 
そんなことを思い出しながら
今、目の前でそれを見ている先生に神経を注ぐ
 
何も言わない先生
 
 
黙って淡々と画像を撮っていく
 
 
静かに息をひそめて
ただ、無事終わるのを待っていた
 
同じところを何度も往復されると気になるし
時間が経てば経つほど不安が大きくなってくる
 
 
エコー終わって診察
 
 
画像を見ながら少し全体の説明を受けて
先生が『ここに7~8ミリの影がありますね』と言った
 
 
え…それは…
 
 
頭から血の気が引くような
でも全身に何かサーっと巡るような感覚
 
 
 
先生がカルテに文字を書くのを注意深く目で追う
 
なんて書くんだろう?
なんなんだろう?って
 
 
 
私の脳裏には重く大きな2文字が出てきていた
 
 
先生に聞いてみる
 
『それは、……とかそういうものですか?』
 
いや、そんな悪いものではないと思う
けれど、一応今度CT撮ってみましょう
造影剤を使って
 
 
はぁ…
 
 
なんだろう…
心にズーンと重いものが降ってきた
 
 
 
私の頭の中にはもう何度も2文字がよぎっていて
 
 
いやいや、違う違う
先生も言っていたから大丈夫なんて思ってみて
 
 
 
そこから、CTの日までは長く長く感じて
 
 
 
一昨日がその日でした
 
 
 
ご飯を食べずに行って
人気の少ない救急病棟にCT検査室はあった
 
廊下でポツンと待つ
 
 
 
先に受けていた人が出てきて
少しして名前を呼ばれる
 
 
入って横になって大きな機器の中に入る
 
 
何枚か撮って
 
じゃあ造影剤を入れますと言われて
手の血管を探る看護師さん
 
体がものすごく熱くなりますけど頑張ってくださいねと言われて注入される
 
 
薬剤が体を通るところが発熱する
 
信じられないくらい血管の中が熱いし
今どこを薬剤が通っているのかがわかる
 
 
喉に熱が来た時に、呼吸が少し苦しくなって
私はボーッと天井を見つめながら
“私はなぜこんなところにいるのか”
“なぜ私はCTなんか撮っているのか”
“どうしてこんなことに…”って、まるで俯瞰するような気持ちでいた
 
 
しばらく待って診察室に呼ばれて
 
画像が貼ってあって
 
 
先生、『何もないですね』
 
 
 
え…
 
 
 
『うん、何もない』
 
 
 
大丈夫ってことですか?
健康で、悪いところはないんですか?
 
 
『はい、そうですね。悪いところはない。きれいです。でもちょっと数値が元々より高いから、経過観察で3ヶ月後にまた血液みてみましょうか』
 
 
 
次回の予約を入れ
会計を済ませ
 
駐車場に向かい
 
 
運転して家へと向かう
 
 
 
 
 
涙が出てきた
 
 
ポロポロとジワジワと涙が出てきた
 
 
 
 
あぁ、私
こわかったんだなぁと
 
 
自分で思っている以上にこわかったんだなぁとその時に気づいた
 
 
 
 
よかった
 
 
よかった
 
 
 
 
こわかった
 
こわかった
 
 
こわかった
 
 
こわかった
 
こわかった
 
 
 
こわかったって
 
何度も何度も心の中で言った
 
 
 
 
と、同時に
私まだ生きられるんだなぁと
生きていてもいいんだなぁと
そんなふうに神様に再確認するような気持ちになって…命ってなんてありがたいんだと、生きられるということはなんて贅沢なことかと実感した
 
 
すべての流れをすごく大げさに、短絡的で物事を悲観して捉えているようにみえるかもしれませんが、私にとってはほんとに大きな2ヵ月で…死というものを想像して身近に感じた時間でもありましたし、こういうのは誰にでも起こりうるんだということをあらためて実感した時間でもありました
 
 
まぁ単に最初から大したことなくて、念の為の検査という流れだけだったかもしれない
 
悪いものなど初めから疑ってもいなくて、一応の流れだったのかもしれない
 
 
けれども、記号ばかりの検査結果を見ても何がどの数値がさっぱりわかりませんし、次の検査、次の検査までの時間が長くて…そうすると不安しか出てこなくなって
 
不安でこわいからネットでググるんです
自分が“そうじゃない”って安心したいから
 
あれこれ調べる
 
 
これが人間かって思いましたし
 
 
あぁ、私
生きたいんだなぁって痛感する日々でした
 
 
 
 
私は自分の経験から軽々しく『死』という言葉や概念を用いることに抵抗があります
 
でも、この2ヵ月は切々とそれを実感した時でした
 
死ぬかもしれないのかなってこんなに想像し考えたのは、boyを出産する前に分娩誓約書にサインした時以来です
 
分娩時に異常があれば子どもを優先しますか?母体を優先しますか?それとも配偶者の判断に委ねますか?って正式書類
 
これを見た時に、私は死ぬのかもしれないんだなって実感が初めて湧き上がってきて、生むのがこわくなった
 
でも、配偶者に…を選んでサインをした
 
そして夫に、何かあれば赤ちゃんを優先してと伝えた
 
 

こんなことも思い出したりの日々でした
 
 
 
 
 
 
 
影があると言われた時に思ったことは、『死ねないな』ってこと
 
boyの姿が思い浮かんできて
この子置いて絶対に死ねないって思ったんです
 
 
あぁ、私
こんなふうに思うんだなぁって
 
初めて知る感覚と、自分の思いに気づく
 
 
 
そして、
ゆづを好きになった今だからこそ、がんばれるか?って
私、乗り越えられるか?って思った
 
きっと意味があるなって
 
 
 
そう、先生から言われた瞬間、私の頭はフル回転で、『死ねない』『絶対に』『生きなきゃ』『乗り越える』『がんばれる』このワードが出てきたんです
 
これって多分私の本音で
今を生きるベースだなって思ったんです
 
無理とか、できないとか、受け入れられない、そんな言葉じゃなく
出てきたのはこの言葉たちだった
 
 
ここに今気づけただけでも大きな経験だったと思います
 
 
 
 
 
それから、ここまでの日々で
やっぱり不安になったり
気持ちがザラザラしたり
どうしようもなく怖く悲しくなったりしたわけです
 
人間ですから
あれこれ考えますし想像もします
 
 
そんな時に思い描くのは
ゆづの演技でした
 
 
 
すぅっと心が浄化されて
癒されていく感覚になりました
 
それはまるでヒーリングのようで
 
とても気持ちが良かったんです
 
 
 
こんな人が世界中にいて
彼のスケートに励まされ、心の内なる光を見出し、その光を生きようとする勇気を与えてもらっているんだろうなって
 
 
 


前にも一度書いたことがある
 
ゆづのスケートは
まるで神様からのメッセージのよう
 
 
彼の姿は
まるで神の息に運ばれているよう
 
 
理の風の流れに乗り
流れ続ける永遠の生命のようですって
 
 
 
 
何もなかったんだからヨシ!よかった!に終わらせるのではなく、
というか、さぁ、これまで通り!今まで通りの生活を!には絶対にならない
 
そのくらいこの2ヶ月は私にとって大きなもので必要だったと今すごく思っています
 
 
たくさんの気づきと、自分の心と向き合う期間をいただいたと思っています
 
 
 
 
 

ゆづ、スケートをありがとう
 
24歳おめでとう
 
 
心穏やかに、ゆづが過ごしたいと思う相手と過ごせていることを願っています
 
 
24年前の今日、命を懸ける思いで生んでくださったお母さまにも今日は思いを馳せます


自分の命よりも大事な命ができた日

親子にとって記念日なんだよ




 
明るく盛大におめでとう!なんて書こうとも思いましたが、今の私の気持ちはものすごく凪なんですね。きっとこのタイミングだからこそ私には意味あるものだと思っています。ベクトルの違う記事を読んでくださってありがとうございます。
 
 
 
 
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