雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
埼玉県川口市の屋上防水/ウレタン防水通気緩衝工法のトップコート塗布についてです。こちらの現場での最終工程の説明です。
ウレタン塗膜防水の上に塗布するトップコートとは、防水層を紫外線、熱、摩耗からの劣化から保護する防水保護層です。
防水には、見える防水の露出防水と見えない防水層のタイプがありますが、トップコートの塗替えが必要になるのは、見える防水の露出防水です。今回の現場は露出防水です。
昔と比べるとウレタン防水のトップコートの種類も多くなりました。今では標準タイプ(2成分形アクリルウレタンの防水保護塗料)、高耐候タイプ(フッ素樹脂系のトップコート)、高反射タイプ(熱反射率50%以上の遮熱コート)、高耐候高反射タイプ(フッ素遮熱コート)、環境対応タイプ(溶剤を使用していない水性タイプ)などがあります。
用途、ご予算に応じて選ぶことが可能です。標準タイプ(トップコート)を使用する場合は、5年以内に塗替えメンテナンスが必要になります。
高耐候タイプ(フッ素コート)をすれば、10年間塗り替え不要です。高反射タイプ(遮熱コート)の場合は、5年、高耐候高反射タイプ(フッ素遮熱コート)は10年間塗替えメンテナンス不要です。
環境対応タイプは5年ですが、環境対応タイプにも環境対応高耐候タイプ、環境対応高耐候高反射タイプもあります。ちょっ多高いですが、環境対応高耐候高反射タイプのトップコートも10年間メンテナンスフリーがあります。
ウレタン防水の最終工程/トップコート塗布、トップコートは1回塗りなので、塗り残しがないように気をつけながら確実に塗布していきます。
改修用ドレンにストレーナーを取付けます。改修用ドレンは既存のドレンについているストレーナーが取れなかったので、ノミとハンマーでストレーナーを壊すところから改修用ドレンの取付工事が始まりました。
鉛でできている改修用ドレンを形状に合わせてハサミで切り取り、金槌で軽く叩きながら、取付けをしました。改修用ドレンの周囲はシーリングをしました。補強をするために弱い所はクロスで補強もしました。その上に補強のシーリング、補強のウレタン防水、仕上げのウレタン防水を2層塗布しています。
工事中は筒だけだった脱気筒にカバーを取付けて完成です。脱気筒とは、下地に含まれた水分を排出するための小さな煙突です。通気シートの上にウレタン防水を重ね塗りしたウレタン防水通気緩衝工法の重要脱気筒。下地の水分を脱気筒から抜くなんて面白い工法です。
以上、ウレタン防水の最終工程/トップコート塗布の完了です。
屋上防水工事1~8までをご覧いただければ、ウレタン防水/通気緩衝工法の流れがわかると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは、また。
◎雨漏り調査,見積もりについて:
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
毎日、マスク、うがい、手洗いの徹底。今、やるべきことはやっています。僕が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、ご安心ください。
それでは、また。
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