「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県さいたま市の戸建て住宅の雨樋に新築時からあった雨漏り危険箇所/ 必殺雨漏り修理人

2020-07-10 19:28:41 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

埼玉県さいたま市、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

それでは、埼玉県さいたま市の戸建住宅の写真を見ながら説明をさせていただきます。

戸建住宅でバルコニーに使用されている防水材で圧倒的に多いのは、FRP防水です。

FRP防水の場合、通常FRP防水専用のドレンを使用しています。FRP防水専用のドレンは奥へ行くほどが狭くなっているので、塩ビパイプの中に直接差し込んでいることが多いのですが、塩ビパイプの他にステンレスで作った四角いステンレスの筒の中にFRP防水専用の四角いドレンを入れていることもあります。

こちらの現場が新築時に採用していたのは、FRP専用の四角いドレンとステンレスの四角い筒の組み合わせでした。

外壁側には集水器があって、バルコニーの雨水を排水する仕組みになっていました。

シーリングをカッターで切り取って集水器を取り外して確認をしました。

ステンレス製の四角い筒、その中にFRP防水専用の四角いドレン。これで何も問題がなければ、雨水が排水されるので、ここからの雨漏りはしないはずです。

しかし、バルコニー側からペンライトを当てて薄暗いFRP専用ドレンの中を見ると、FRP専用ドレンがステンレス製の四角い筒の先端まで届いていませんでした。ステンテス製の四角い筒の途中にFRP専用ドレンの先端があるので、この状態だと、雨水が逆戻りしてしまう可能性があります。雨漏りの原因として、まず1つがこれです。

雨水が流れる十分気をつけて工事をしなくてはならない排水口なのに、この他にも問題点がありました。

シーリング材を切り取って集水器を外しました。

ステンレス製の四角い筒ですが、筒の下の部分が切り取られていました。おそらくステンレスの四角い筒が少し長かったので、下の部分を切ってちょうどよい長さに調整して、雨水を落とそうとしたのだと思います。

この状態だと雨漏り対策ができないので、ステンレス製の四角い筒をサンダーで切断しました。

スレンレスの筒と外壁の取り合いに隙間があるので、カッターの刃が入ってしまいました。隙間があると雨水が建物の中へ入ってしまいます。2つめがこれです。

新築時に集水器の中の納まりが悪いので、ステンレスの四角い筒の下の部分を切り取ってしまったようです。何も処理をしていないので、スレンレスと外壁との隙間に雨水が入り込みやすくなってしまったのも雨漏りの原因です。

ここもそうです。隙間があります。ステンレスの筒の周囲に隙間があったので、雨漏り危険箇所になっていました。

これは新築時からあった雨漏り危険箇所です。まずは隙間をなくす処理をしなくてはなりません。

サンダーで切断をしてFRP防水専用ドレンとスレンレスの面が同じになったので、メッシュを貼り付けてシーリングをしました。これでシーリングが切れてしまうことはありません。

集水器を取付けて、しっかりシーリングをします。

これで安心できると思います。

雨漏りの原因が新築時から存在している場合も多いようです。

FRP防水製のドレンとステンレスの筒との隙間、ステンレスの筒と外壁の隙間もなくなったので、これで安心できると思います。

 

それでは、また。

(必殺雨漏り修理人/ 職人社長の安藤)

 

雨漏り調査,見積もりについて:

「新しい生活様式」は慣れましたか? 今やソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。

新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。

毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。

*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。

写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。

建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。

 

日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、ご安心ください。

 

*雨漏り調査時は、部屋の換気をお願いします。

 

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