マイブームは経絡。
マッサージ師の養成学校で一応は学んだものの、日々の施術では殆どいかせずにきた東洋医学。
もう一度学び直そうと本を開くことが多くなりましたが、外せないのは、やはり〝陰陽論〟。
何度も書いてきましたが…。
強迫性障害の激しい症状のあとに残った強すぎる恐れを抱えての一人暮らし。
自分はどこもおかしくない、一人で稼いで一人で生きていける。
それを証明したくて、小さな自然食品店で必死に働いていた25歳の私。
育ったのは正に昭和。
努力根性こそが美徳と信じて、しんどさを押し殺していました。
あの時の私は、一方に極まった状態だったともいえるのでしょう。
そこで出会ったのが、宇宙存在バシャールの本。
「ワクワクする気持ちとは、肉体を通して翻訳されて伝わる言葉、メッセージ」なんです。
どういう言葉かというと「自分の選んだ道をちゃんと進んでいるかどうか」それを教えてくれる翻訳された言葉なんです。
ー「BASHAR」VOICE刊より引用ー
ほんとうに、
それは、はじめて聞く言葉でした。
一方に極まった私に、あの本は、もう一方の極を示してくれた。
そんなふうにも思えます。
数年後、押さえ込んでいた感情が大爆発をおこし、これはだめだとスピリチュアルな世界に救いを求めてからは、ネガティブな感情や、我慢や、苦労といったものへの嫌悪が更に強くなっていったようにも思います。
そのおかげで、長い期間心から喜ぶことが出来なかったのだし、嫌って当然だと思ってもいました。
けれど、バシャールの本を初めて手にしたあの日から◯十年経って、もう一度陰陽論について学びなおしながら、
いつか二元論を超える日が来るとしても、
昭和、平成と生きてきた自分は、冬を越え咲く花のように、陰陽その両方に育てられ、両方あったからこそより豊かな日々を送ってこれたと、ふと思えたりもするのです。
新宿御苑にて