釜山に来て驚いたことの一つに、「山が多い」ということでした。てっきり「釜山=海」のイメージだったので、海雲台、チャガルチ市場を主に想像していたんですが、実際にはそうではありませんでした。

 

考えてみれば釜「山」っていうくらいだから、そりゃ山があるわな…うーん

 

今日は根っからの釜山男児であるうちの旦那から聞いた話をしてみます。ですからどこまで真実かわかりませんが、でも普通釜山の人なら大抵知っているよという一般大衆的なお話です。

 

釜山は二度驚く

 

ご存じの通り、韓国は第二次世界大戦後も朝鮮戦争がありました。先日、釜山博物館へ行って少し勉強したのですが、特に釜山はこれらの影響を大きく受けた地域のようです。

 

そんな中、アメリカ軍を始め釜山に初めてくる外国人たちは、釜山の夜景の美しさにびっくりしたそうです。実際に私もその一人です。これが一度目の驚きです。


▼我が家から夜撮った写真です。私の写真ではイマイチなんですが、後ろが電気が沢山見えて綺麗です。



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ところが、朝になってもう一度その風景を見てみると、昨晩見た夜景の美しさとはうって変わり、山を削り、あちらこちらに急な階段があり、それぞれが小さい家を建て、貧しく住んでいる生活そのものでした。これが二度目の驚きです。


▼我が家から朝撮った写真です。



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遠くから見ると綺麗なペンキやプレハブ系の家です。


実際に私も甘川文化村へ行ったことがありますが、随分観光化に成功している感じですが、実際にバスで行ってみると高低差を走ることに気が付きます。そして、こういう建物は当時、朝鮮戦争の避難民が本当に生活が苦しかったことを物語っているんです。実際韓国は1960年代前半まで世界の最貧困国と言われたようです。

 

▼以下3枚の写真に階段や急な坂道があるのが見えますか。よくある釜山の風景です。





そんな달동네(달=月、동네 =街、月の街、タルトンネ、山を削って斜面などにできた低所得層の集落)の雰囲気がまだ残っている、안창마을(アンチャンマウル)に先日、オリ料理を食べに行ってきました。この地域はオリ料理で有名な場所だそうです。オリ料理についてはまた改めて書こうと思います。

 

今日は二度驚く街、釜山のお話でした。