ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ツシマサンショウウオの大中小

2019-05-21 19:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

GWに対馬で撮ったツシマサンショウウオです。

対馬で友人と合流して夜間散策をしました。
自分は初めての島なので勝手がわからず付いて行くだけでしたが、
車を停めて急な山道を15分ほど登って行くと水の少ない小さな沢に着きました。

環境的には泥がない砂礫だけの急斜面の沢でヒダサンショウウオの棲み家に似ています。
(主に友人が)岩をひっくり返しては丁寧に戻すを何度も繰り返しツシマサンショウウオを探します。
大き目の水たまりで小さな石をひっくり返すとまずは2年目の幼生が現れました。
よく見ると今年生まれの幼生も水たまりに何匹もいます。
そして、どんどん登りながら探していくと友人が成体をいくつも見つけてくれました。
自分はほぼ何もせず大中小のツシマサンショウウオをたくさん見ることができました。









ツシマサンショウウオ/Hynobius tsuensis(成体/上島産)
黄色系と黒色系が同所に混在いていて上島産と下島産でも微妙に違いがあるとのことです。
種としてはカスミサンショウウオに近いらしいのですが生息場所は濁りのない砂礫まじりの急斜面です。
カスミ系の特徴である黄色い尾がよく目立ち特に黄色系は綺麗でした。










ツシマサンショウウオ幼生/Hynobius tsuensis
水が枯れない沢なので2年目の幼生も豊富のようです。
やはり、カスミ系の特徴である黄色い尾がよく目立っていますね。





ツシマサンショウウオ幼生/Hynobius tsuensis
産卵期は3月のようでGWの頃は殆どの卵がハッチアウトしていました。
なので、生まれたての幼生はたくさんいました。
栄養の乏しい源流域では生まれた瞬間から生存競争の始まるので、
小型サンショウウオの世界も大変でしょうね。

山がちで自然の多く残る対馬ではツシマサンショウウオはたくさんいて見つけやすく、
今のところ絶滅の心配はなさそうで何よりです。
案内してくれた友人のおかげで十分に撮ることが出来て感謝感謝でした。





おまけショット

カワヨシノボリ
原流域なので魚はいないと思っていましたが肉食のヨシノボリが結構いました。
きっと、ツシマサンショウウオの幼生を食べまくっているのだと思います。








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