富山県知事選 民間出身の新人が新知事に | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

Mimizu_20201026200701  ← ダーウィン著『ミミズによる腐植土の形成』(渡辺政隆 訳 光文社古典新訳文庫)「自宅の裏庭につづく牧草地の一角に石灰をまき、家族の協力を得ながら土を掘り返しての観察と実験を重ねること40年。ミミズの働きと習性について生涯をかけて研究したダーウィン最後の著作」

 

 ちょっとだけよ~のつもりが、やっぱり段々むきになってきて、仕事の前日には庭仕事しないつもりが、気が付けば汗だくに。今日は裏庭の枝葉落とし。頑張ったわりに変わり映えしない。他人が見たら、何をやったやらというものか。それはともかく、今度は脚立が要るな、作業服も着用して本格的に。

 

 ダーウィン著の『ミミズによる腐植土の形成』を読了した。ほとんどを仕事の合間の楽しみとして読み、最後の解説やあとがきのみ自宅で。
 あと僅かで読了。解説へ。すると、とんでもない校正ミスに遭遇。ダーウィンは、1809年2月12日生まれ、1882年4月19日息をひきとった。享年八三歳。おや~、我輩、(公然の秘密だが)算数も苦手なトロンである。しかし、さすがに9年から82年だと、73(4)歳になると分かる。年のため、解説に載っている年譜で確認。73歳で死去とある。渡辺弘之氏による「ミミズと土」という既訳があるにもかかわらず敢えてこの訳書を出したのは、ダーウィン最後の著作への思い入れだったのに。これは、編集部の責任か?


 ダーウィン最後の著作。息子や娘、姪そして友人らの研究や協力がしばしば言及されている。息子の誰々 娘の誰々と名指しして。もしかして彼等を引き立てる意図もあって、好きなミミズの研究書を書いた? あの言語学者ソシュールの父が鉱物学者として。
 ひょんなことで、古い遺跡や遺物が発見された という話がしばしば。それはありうるとして(石や岩、レンガ作り)、遺骨や貨幣なども発見されるのが珍しくないこと。それも古代ローマの。土壌が日本は酸性度が高いから木も骨も腐食しやすいからと土地柄の違いなど、事情は分からなくもないが。


 ミミズの本を読むと言っても、ミミズが好きなわけじゃない。ダーウィンも子供の頃の嫌な思い出があって、ミミズ研究に携わるとは思いもよらなかったようだ。吾輩も小学生の頃、近所のお兄さんに岩瀬浜へ魚釣りへ連れてもらった。釣れることは釣れたが、何が嫌と言って、釣り針にミミズを突き刺す段取りが嫌だった。家の畑ではミミズには免疫はあったが。


 本書を読むとダーウィンのミミズへの愛情や畏敬の念を強く感じる。同時に科学者としての根気いいきめ細かな観察の精神がいきわたっている。
「彼はミミズが土をつくっているということを証明するために、牧場の一角に白亜の破片を撒き、自然の状態でその上にどのくらい土が積み上がるかを調べました。白亜の破片を撒いたのが1842年。そして1871年、同じ場所を掘り返してみたところ、地表から17.5cm下に白亜層を発見。それがミミズのフンであり、彼らが一年に6㎜の土を排出しているということを、実に29年の実験によって証明した」(「良い土作りの味方「ミミズ」の役割と付き合い方 | GardenStory (ガーデンストーリー)」より)

 

 脱衣場……洗濯機置き場。ふと気が付いた。かれこれ10年は掃除してない。洗濯物を干そうとして、足元の綿埃の酷さに我ながら呆気に取られる。指で摘まんではポリバケツへ。仕上げに指の腹を床に滑らせて、集めて摘まんでバケツへ。これでまたあと10年は安泰かな。

 

 絞まり~締まりのないわたし~♪ 帰宅してショック。流しの水道、出しっ放し。チョロチョロだけど、まる一昼夜……18時間。蛇口、ちゃんと締めたはずなんだが。

 

 富山県知事選、半世紀ぶりに保守分裂し、新人の新田八朗氏が現職を破った。自民の大半が現職(麻生や岸田、野田聖子らも応援に来た)。新人は若手経営者らが応援。各地で競り合い。現職の多選を嫌ったか。県民が組織じゃなく、個人で判断する選挙に。
 投票率が前回の35%あまりから、今回は61%と25%も高くなった。富山県人としても新鮮な驚き。久しぶりに民意が多少 現れた。国政もかくあってほしい。

 

 疲れからの回復がトロくなってきた。なので、仕事の前日には庭仕事はしない。ならば、午前中にやり昼過ぎにはシャワーも浴びて、午後はまったり過ごせばよかんべぇと。が、昨日の午後どころか翌朝までまったり……ぐったり。寝たり目覚めたりを繰り返し、幾度も本に手を出すものの数頁も読めずに寝落ち。老眼に体の劣化。昨日(24日)は頑張りすぎた。

 

 今日もS. ストロガッツ著『インフィニティ・パワー  宇宙の謎を解き明かす微積分』( 徳田 功訳 丸善出版)と、角川版『夏目漱石全集〈6〉』 (1973年)とを、交互に読んでいた。
 アルキメデスの際立つ天才ぶり。数学や物理の天才にしか分からないものがある……。アルキメデスはそこそこに文献が残っているが、デモクリトスの著作が残っていたら、数学史や物理学史は随分と変わっていたはず。
 三四郎については、我が学生時代との違いをつくづく感じている。どうしても、学生時代を思い返しつつ読んでしまう。