元高校教師のブログ[since2007/06/27]

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極度に狭まった心臓血管治療のため千葉西病院を訪れた{前編}。

2018-08-11 09:10:11 | 健康

[はしがき]みたいのは前項で書いたので、すぐに本論に入る。
 幸い、初診から院長の三角先生に関わってもらったが、治療体系としては以下のようにしているようだ。

 ネットで調べてもらえば分かるが、先生はテレビや講演、はたまた他病院での治療などにしばしば呼ばれ、超多忙。そのため、先生を頂点とした数名の担当医がチームを作っている。

循環器内科・三角チーム 執刀は担当医がするが、一人一人の患者の初診・諸検査後のデータ解析と諸指示は院長。手術直後の手術室で、担当医と患者・付添人を前にして、モニターで手術個所を見せながら説明するのも院長---という具合になっている。

 (先に断っておくが、現在では「カテーテル治療」と言い、「手術」などの言葉は使わない。だが、話を分かりやすくするために、便宜上、昔風の用語を使わせてください。)
 仮に手術室(カテーテル室)が6つあるとする。すると、執刀医が6人いることになる。患者の担当医、即ち執刀医の目の前の大画面モニターと同じものを、院長が別室で見ていて、何かあれば、各執刀医に指示を出す。院長は一人一人の担当医と個々にペアーを組んでいて、全体としてチームになっている訳だ。

 術後、担当医に質問をしようとしても「院長に訊いてください」で、一切、口を挟まない。

 なお、担当医も猛烈に忙しい ので、あとで詳細を訊く暇などない。翌日、「ブロ
グを書いているので、先生のお名前を出していいですか?」と言ったら、大きな声
で「ダメ!」と言われた。病院のホームページに顔写真入りで、しかも先生の経歴も
出ていますよ、イニシャルでもダメですか?と迫ったが、再び「ダメ!」だった。

院長初診に次ぐ各種検査--心臓CT検査など(1 割負担で7,000~10,000円)

   心電図---不整脈などを調べる
 ABI---手と足の血圧比測定により閉塞性動脈硬化症の発見や血管年齢の測定
 心臓超音波---弁膜症、心臓腫瘍などの調査
 胸部X線写真---心臓の拡大度、肺癌、肺炎などの調査
 胸部エコー検査---腹部臓器の異常、腹部大動脈瘤や腎動脈の狭窄調査
 頸動脈超音波---頸動脈のつまり具合で脳梗塞のおそれが分かる
 256マルチスライスCT---冠動脈検査に必要な最新の画像診断機器を使用

心臓という臓器---冠動脈

 心臓の外形は、人間の握りこぶしよりやや大きく、全体が筋肉でできています。
その心臓を養っている動脈が、冠動脈(冠状動脈)です。冠状動脈とは、心臓が冠の
ようなかたちで覆っている動脈ということから、その名がつきました。
冠動脈は左右2本にわかれ、それに続く細い血管によって心臓を覆っています。

狭心症・心筋梗塞とは---

  冠動脈の内側に脂質(コレストロール)が沈着してくると、冠動脈の中が狭くなり
血液の流れが悪くなったり、または血管の中がつまってしまいます。そのため心筋
に十分な酸素や栄養分がいかなくなってしまいます。この状態を虚血性心疾患
いいます。
虚血性心疾患には、狭心症と心筋梗塞があります。
狭心症は、コレステロールなどが沈着したり、血管のれん縮(けいれん:スパスム)
によって、冠動脈の中が狭くなってしまい心筋に血液が十分にいきわたらなくなり
ます。そうなると胸の痛みや圧迫感が現れ、心臓の機能に危険があるという信号が
だされます。
また、冠動脈の血管の中が完全につまってしまうと、血液がまったく流れなくなり
心臓の細胞は死んでしまいます。これが心筋梗塞で生命を失うことが起こり得る危
険な状態です。

虚血性心疾患の診断法---3つ前の上記各種検査の他に、以下のものがある。

 運動負荷心電図、心エコー検査、心臓CT検査、冠動脈造影検査、
 ホルダー心電図→これは、手術室以外は入院中ずっと体に装着する。これを付
 けると、シャワーも利用できなくなる。

 ※↑ 以上3項目の説明文は、入院時に渡された PCI ハンドブックより抜粋。

 →{後編}は月曜か火曜日の予定です。


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