考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『平成5(バブル崩壊、冷え込む景気)』(前半)

2019-08-18 17:33:40 | 英作 解答

英作問題『平成』

5.バブル景気に沸いた日本経済だったが、バブル崩壊により、景気は一気に冷え込んだ。(前半)

⇒ こういう日本語を見ると、どう英語にしたらよいか、悩むものである。平成を振り返るテレビなどで、よくこういう言い方をするのを耳にする。

景気に沸く、バブル崩壊、景気が冷え込む。どれも引っかかる日本語である。それぞれの英語表現を知らなかったら普通はお手上げである。でも英作を練習していたら、話は別だろう。該当表現を知らなければ、考えたらよい。あきらめるのは早い。

今回の課題分は、少し長く、複雑なので、こういう場合は、要素を分解して、個別に対処するのがよい。上記の文を便宜上2つか3つに分割する。

①バブル景気に沸いた日本経済。

まず考える。もしくは想像する。バブル景気に沸いた日本経済。バブルだから、反射的にbubble と言いたいところだが、どう使うかわからないものは、使わない。英作では、考えることを重んじる。安易にわかっていないことを、わかったつもりで使うことは、禁物である。まず通じない。使うなら、ちゃんと辞書(英英、英和辞典)を引く。辞書を引いて、使用法を調べる。実際の会話では、辞書もスマホも使う間もない。ならば自分の頭で考えて、言いたいことを整理して英語にする。

考えると、バブル景気に沸こうが沸くまいが、景気は景気で、経済は経済。単純に考えて、良い悪いで考えると、バブル景気は、良いに決まっている。よって、バブル景気=良い景気と考えて、

・We had a good economy in Japan. 

 

要するに、バブル景気は、いい景気である。それもすごくいいので、

・We had a really good economy.

・We had a very good economy.

・We had such a good economy.

・You never know how good the economy was. 

・The economy was extremely good then in Japan. 

基本線は、good economy なのであって、それをどれくらい、程度を大きく(おおげさに)言うか、ということ。

 

さらに考える。バブル景気とは何か。バブル景気に沸いたと言って、人が言いたいこと、思うことは何か?

バブル期には、地価が高騰し、株価がどんどん上昇。猫も杓子も投資につぐ投資。就職に関しては、いくらでも求人があるので売り手市場。企業は設備投資をどんどん行い、生産が伸び、売り上げが伸びる。企業の収益が上がれば、社員の給料も上がる。

簡単に言うと、バブル景気とは、こんな感じだろう。要するに、どういうことだろうか。英作するには『要するに』という思考が極めて重要。言い換えると『赤ちゃん言葉で考える』。子供に説明できるかという意識が、英語で話すには大事な発想なのである。説明する力こそ、英作、ひいては英会話力の根幹である。

要するに、バブル景気とは、多くの人が、多かれ少なかれ、結構お金に余裕があった、ということだろう。お金に余裕がある、ということは、rich かpoor で言うと、当然richである。要は、バブル期は、多かれ少なかれ、みんなお金を持っていた。結構お金持ちがいた、ということだろう。よって rich を使って

・There were many rich people in Japan. 

・People were richer before in Japan.

・Japan was rich(er) then. 

 

rich ということは、お金を持っているということなので、have 使うなら、

・People had a lot of money in Japan. 

・People had more money (than now) in Japan. 

・Everyone had some money. (ある程度お金を持っていた)

上記を合わせて、バブル景気に沸いた日本経済を英語にすると、

・Japan had a very good economy, and there were many rich people in Japan. 

・The economy was really good in Japan. We were all (a little) richer then. 

全部have でもよい。

・Japan had a really good economy. People had a lot of money then. 

 

バブル景気とは何か。考えるのが大事である。自分なりに、考えることが、表現力の錬磨に通じる。

わからない、ということを逆手に取ることである。わからないから、考えるのである。考えるから、表現力がつくのである。

『バブル崩壊って何と言う?』といって、辞書やスマホで調べるような、方式では、なかなか上手くならない。

自分で頭を使って考えるという苦労を経て、初めて英会話の実力がつく。

 (後半に続く)

 

 英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらです! (^^♪

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 英作『平成史4.(相次ぐ自然... | トップ | 英作『平成史5(バブル崩壊、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿