※日替わりオープニング曲を聴きながら読んでいただけると感情移入もなんとなくできて

楽しく読んでいただけると思います

すぐ終わってしまうので動画画面上で右クリックしてループ再生推奨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海賊王ゴ-ルドロジャ-は、
この時代においてただ1人ラフテルへとたどり着いた人間である


そして彼の海賊王ゴ-ルドロジャ-は処刑される寸前に、
自分を見届ける多くの民衆たちに語りかけるように言った

「俺の財宝か…?」

「ふんっ!」

「欲しけりゃ」

「探してみろよ」

「俺の全てをそこに置いてきた!!!!」



人々はその言葉に熱狂し海へと駆り立てた

ワンピ-スを求め、今日に至るまで数多の出会い、戦い、物語を生んできた
大海賊時代の始まりである

しかし始まりがあれば、もちろん終わりもある
この無限に続くかと思われた大海賊時代は1人の男によって終わりを迎えようとしている


その名はモンキー・D・ルフィ


終幕に向けた物語が今始まる



「あんたが…」


「俺の父ちゃん?」


何とルフィの目の前にいるのは死んだと思われていたロジャ-がいた

しかしその事実に全員が仰天する

なぜならルフィは世界最悪の犯罪者であり革命家ドラゴンの息子

今は亡きエ-スが海賊王ゴ-ルドロジャ-の息子だと信じられていたからだ

この告白によって全てが根底から覆される


ロジャ-はルフィを抱きしめ、ねぎらいの言葉をかけた
それはロジャ-にできなかったこと
あのロジャ-でさえなしえなかったこと


それは海賊や海軍など垣根を越え、
思いは違えどルフィ-のために集まった者たちである


集まった者たちは思いを一つにして全てをルフィたちに託し、

海上で…
いや全世界が力を合わせ魔族たちと戦っている



今までルフィたちと関わった者全てが、
世界を救うためルフィたちを助けるために奮闘している

アラバスタ王国ビビ王女もまたルフィたちを助けるため、
そして過去に自分たちを救ってくれた恩を返すため、
ルフィたちと関わりのある多くの海賊たちを引き連れ、
この戦場へと馳せ参じたのだった

海賊と関わりがあると悟られれば、海軍たちに目をつけられるだろう
自分も逮捕されるかもしれない
そんなことは百も承知だった

しかしそんなものはくそ食らえだ
ある思いが彼女を突き動かす



ルフィたちを救いたい!

あの時の恩を返したい!!!




ルフィたちと別れたときからずっと今まで引きずっていた想いを、
嗚咽を漏らし、涙を流しながら、大深海にいるルフィたちにぶつける!


 

ルフィたちはビビ王女が来たのを感じ全員が片腕を握りしめ、
高々と天高く突き上げていた



それは約束の証であり、
ルフィたちビビにとってかけがえのないものだった


ビビは大深海にいるであろうルフィたちを思って祈った

「ルフィ…!」

「遅くなっちゃったけど助けにきたよ…」


「み-ーーんなを引き連れて…!!!」

「ここにくる途中みんなからあなたたちの事を聞きました」

「ふふっ」
ビビは涙を流しながら嬉しそうに笑う

「私たちを救ってくれたようにみんなを救ってくれたんだね」

「ありがとう…」

「時は経ってもみんなあの頃のままだ…」
ビビは目がしらに涙を浮かべながら本当に嬉しそうに笑った


「だから…」
「今度は私たちが助ける番…!!!」


「遅くなっちゃったったけど最後にみんなとアラバスタで別れたあの日の続き…」

「あの日からずーっとあの日の約束が気になっていました」

「でも…」
「これでようやくあの日の約束を果たせます」

後ろにいる一癖も二癖もある四皇でさえ、優しい目でビビを見守っている

そして決意したようにビビは思いを込めて叫ぶ
「会えたら…!!!!」

「私のごとを゛…」
「うぅ゛っ…!」

言葉になっていなかったが泣きじゃくりながら思いを込めて叫ぶ
「もういぢど…!」


「ながまど呼んでぐれまずが……!!??」



「ながま゛に…!!!」

「な…っ…で…も…」

「いい゛…」


「です…か…?」



ルフィはビビに向かって叫ぶ!

「仲間に…」




「決まってんだろうだぁぁぁああああああああああ------!!!!!!」





仲間たちはその言葉を聞きニッと笑った





物語は再び大深海の地へと戻り


ルフィたちはロジャ-に聞く
それは自分の父親はドラゴンではなかったのかということ
そしてロジャ-はこの大深海の地で、
なぜ自分が死んだとまで思わせて、ルフィたちを待っていたのかということだった

ロジャ-は答える

「すまないな」

「たしかにお前は俺の息子だ」
「なぜだって顔をしているな?」

そう、それをみんなが知りたいのだ
ガ-プが嘘をいっている風には見えない
ロジャ-の口から全てを欺いた本当の理由が語られる

「俺はな…」
「見ちまったんだよ」

「いや聞いたと言うべきか…」


「まさか…」
ロビンは驚く


「ああ」
ロジャ-は建物を優しく撫でる

「俺の万物の声を聞く力は完璧ではない」

「だが、かすかに聞こえた」
「このラフテルや周りの声がな」

みんなはゴクリと唾を飲み、ロジャ-の声に耳を傾けていた

「このラフテルは意思が宿っている」
「それにこのラフテルを作った者たちが産み出したものだ…」

「それで何を見たというの…」
ロビンは聞いた

するととんでもない答えが帰ってくる!
それは誰しもが想像だにしない言葉だった

ロジャ-は言った

「本当の…」



「ラフテルはここではない」



「本当のラフテルは別の場所に存在する」



!?工工工工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工工工工?

 

一同は仰天する
誰しもがこの地をラフテルとして信じて疑わなかった
別の場所にラフテルが存在するとは一体どういうことなのか?
また冒険の旅を続けなくてはいけないのか?
普段の通りならルフィたちは喜ぶだろう
また冒険の旅を続けられる
それは何よりも胸を踊らせられる出来事だ
しかし、ルフィたちにはこれ以上旅をしている時間などなかったからだ

それは魔族たちの問題
このままいけば、この世界は魔族たちに蹂躙される

そのためにルフィたちは魔族たちに対抗するために、
この地へと赴いたのだ


そんな思いを悟ってかロジャ-は口を開く

「な-に心配することはない」
「本当のラフテルの場所は分かっている」

「それってどういうことだよ父ちゃん」

するとロジャ-は優しくルフィの頭を撫でた

「ふん」
「俺が無策のままずっとこの地にいると思うか?」

「最初そのこと知ったときは絶望したが、手掛かりは残っていた」

「い-や、この地こそ本当のラフテルへの道への手掛かりだったのだ」





みんなは再びロジャ-が何を言っているのか理解できない


しかし、ロジャ-が口を開いた時…
全員の身体に電流がほとばしった!


ロジャ-は、にやりと笑い上へと指を指す


「本当のラフテルの地は、この大深海とは対(つい)に位置する場所…」





「つまりは天空にある!」




工工工工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工工工工

 

 

再び全員が驚愕の声をあげた


「父ちゃん空島みたいなところか!?」


「すまないな」
「断片的なことしか聞き取れずによく分からないんだ」


「だがラフテルがそこにあるのは間違いない」
「そして、その確証もある」


「なぜならば…」


「今ここにいる場所は遥か上空に存在するラフテルの一部なのだから。」


再び衝撃を受けた
今ここにいる場所は何とラフテルの一部だった
しかし、ある疑問が浮かぶ
なぜこの大新海にそのラフテルの一部分があるのだと。
なぜ切り離されたのだと。
その意味は何かと。。

ロジャ-は再び口を開く
「みんなここはラフテルの一部分っていうのは分かった」
「しかし、なぜこんな場所にあるんだと思ったろう?」

全員がコクりと頷く


「それは…」




「俺には分からない」


分からないんかい
ミ(ノ;_ _)ノ =3 どてっ!

 

「だがこの大新海の地から、本当の遥か天空にあるラフテルへと行く道はすでに解明してある」


「それって…」


「ああ」
「とある方法を使えば、ラフテルへと行くことができる」


そしてロジャ-はルフィの肩をポン!と叩いた


「そこでお前の力が必要なんだ…」


「ルフィ!!!」


「えっ…」
「俺の力?」


「俺はお前の能力を聞いた時…」


「驚愕したよ」
「全身が震えた」
「お前の能力は今この瞬間のためにあるのかとさえ思った」


「父ちゃん何を言って…」


「この地から真のラフテルへと行く道には1つの障壁があるんだ」

「壁…?」

「ああそうだ」
「それは俺にも越えられなかったもの…」

「ルフィ…」
「力を貸してくれるか?」


するとルフィは満面の笑みを浮かべる
「うん、いいよ!」

「それにその真のラフテルにワンピ-スが眠ってるんだろう?」
「にひひひっ!」
「協力しないわけないじゃないか」
ロジャ-から真のワンピ-スがあると伝えられている



すると、ロジャ-はルフィを抱きしめ涙ぐむ
「ありがとう…!」

「で、ルフィに何をしろって言うんだ?」
ゾロはロジャ-に聞く
ゾロは怪訝そうな顔で質問する
当然ルフィの身のことを案じてのことだろう
どう考えてもすんなりといくとは到底思えない


ロジャ-はゾロの心配を見抜いたように答えた
「大丈夫だ…」
「この地へとたどり着き新世界を渡り抜いてきたルフィなら絶対に」

そういうとロジャ-はルフィたちをとある扉の前へと連れていく

そして言った

「この扉の奥に何千億ボルトという凄まじい電流が流れる部屋がある」
「その電流は真のラフテルを囲む超大積乱雲に電流のものだ」

「超大積乱雲?」
ナミは驚いた

「ああ」
「その超大積乱雲は凄まじい雷を擁し、何者も一切寄せ付けることはできない」

「でも、大空は雲ひとつなく晴天だったような…」
ブルックは驚く
それもそうだ
あんな晴天なのに超大積乱雲があるなど誰が信じられようか

「あれは目視では絶対に確認することはできない」
「そして空島より遥か上空…」

「そこに真のラフテルは超大積乱雲に守られある」


みんなは目が点になり、その話を聞いている
常識では考えられない
だがそれが信実
今ルフィたちには前へ進むという選択肢以外ない


ロジャ-はルフィに語りかける
「ルフィ」

「さっきも言ったようにこの扉の先に、何億ボルトという電流が流れる部屋がある」
「その部屋を進み通り抜けその先を抜けるとレバ-があるはずだ」
「そして、そのレバ-を下に下げろ」


ルフィは頷くと扉を開け中に入っていく

そんな時ブルックは心配そうな声をあげる
「ルフィさん!」
「み、皆さんルフィさん大丈夫なんですか」

「大丈夫なはずよ」
ナミは言った

「ね、ねえ」
「みんな!」
「あの空島での戦い…」
「エネルの何億ボルトという電流をものともせずに跳ね返したわ…」

「そ、そうだったよな!」
ウソップは声を荒げる
「ルフィなら何千億ボルトなんて関係ないさ!」
「そんなもんあいつにとっちゃ朝飯前よ!」

「そ、そうだよ!」
チョッパーもまた声を荒げる
「ルフィなら大丈夫!」
「そして俺たちの元へと帰ってくる!」

「そうさなぁチョッパー!」
「あいつならきっと大丈夫!」


「あいつなら…」
しかし、ウソップはシュンとなる
なぜならば何千億ボルトなど想像すらできない
普通の人間がそんなもの受けたら一瞬で丸こげになるだろう

そしてエネルと戦ったときとは違う超巨大な電流がルフィを襲うことは想像できた

みんなが心配する
「ルッ(フィ)…」



そんな時叫び声が聞こえてきた!


「うぎゃあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛-----!!!!!?????」


みんなはビクっとする!


「ぎゃあ゛あ゛あぁお゛おあああ゛あ゛-----!!!!!!」


ルフィにこの世とも思えない、
とてつもない激痛が襲ってきているのが容易に予想できた


「ル゛フィ゛…!」
ウソップは涙を流しルフィの名を呼ぶ


「うぐぎゃあ゛あ゛ぁ-----!!!!」


ウソップはもう我慢できなかった
そして前へと走りだそうとする!


そんな時誰かにパシッ!と腕を捕まれた


ウソップはその者をキっ!と睨み叫ぶ

「サンジぃ゛…!」


そしてサンジにタバコを吸いながら言われる
「ふぅー」
「落ち着けウソップ」


「落ち着いていられるかぁ゛!」
「ルフィがあんな目にあってるんだぞ!」
「助けに行ってやらないと…!」

そんな時にサンジに胸ぐらを捕まれる!
そしてタバコをくわえながら言われた
「お前に一体何ができる!?」
「俺たちは待ってるしかないんだよ!」


「それでも仲間か!?」
そう叫ぼうとした時にウソップは気づいてしまう


サンジは涙を流していることを…
口から血がにじみ出ていることを…

自分だけではない
みんな悔しいのだ

そしてちらっと横を見ると鬼のような形相で扉を見つめるゾロの姿があった
震える手で刀を握りしめている
いまにも突っ込んで行きそうな衝動を必死に抑え込んでいるんだろう

「ルフィ…!?」

「無事でいてくれ!」


待っている時間は無限のように思えた
それから幾度も幾度もこの世のものとも思えない絶叫が、
その場を激しく揺らすが、いつのまにかその声は聞こえなくなっていく




そして…




きぃ…





扉はゆっくりと開いた

ルフィは笑顔でみんなの前へと現れた

しかし、身体は焼けボロボロになり、
フラフラとなりなら笑顔でとある一言を言ってその場へと倒れる

「にひひひ」


「や…っ…た…」

「…よ…」

「父…ちゃ…ん…」

バタン!

ルフィは倒れた

そして「ウィィィ-------ン!」と何かの音がなる

しかし、みんなはそんなことはどうでもよかった


「ル゛フィ゛……!!!!!!!!!!」
みんなは大地を蹴ってルフィに跳びつく!
みんなルフィのことが心配だったのだ
どれだけルフィが慕われているのかが分かる



みんな笑顔で泣き、


笑顔で笑った




そんな時…



後ろから声が聞こえてきた



「はははは」


「永かった…」


「永かったぞ」

「ついに」


「ついに…!!!!」


「くくく」

「はははははははははは…………!!!!!!」


何か異様な気配に一同が固まる
そのみんなの視線はロジャ-へと注がれる


「父…ちゃん?」
ルフィは何かを異変を感じながらも


そんな時に戦慄が走る!


「ははははは!」


「は…?」


「ははははははは!」


「はっ?」


時折異様な笑い声が交じる
それは何か作りもののような背筋が寒けがおこるのを感じていた


そしてその次の瞬間…!!!!


全員が言葉を失った


「えっ…?」

「ウソでしょ?」


その言葉を失ったのは声だったからだ
その声には聞き覚えがあった
間違えるはずがない



なんとその声は…



ドラゴンだった


ロジャ-からドラゴンの笑い声が聞こえてきた


するとロジャ-(?)はそのことに気づき言った
「くくく…」

「私としたことがしまった」


「嬉しすぎて素が出てしまったか…」


ロジャ-は自分の皮を剥ぐ
それは仮面のようにペリッととれた


そしてその姿は何と…



ドラゴンだった



一同は混乱する


「何であなたが…?」
ロビンは驚愕の声をあげる


ドラゴンは答える
「ふん」
「なぜかって…?」


「それは盛り上がるからだろ?」


「死んでしまった伝説な海賊王が実は生きていて、それが実は自分の父親…」


「何ともドラマチックな展開ではないか?」



しかしロビンは言い様のない不安に襲われながらもさらに食い下がる!

「それもそうだけど私が思っていることはもっと別のことよ!!!」



「なぜ…!」



「なぜあなたは…」




「天竜人の…」




「服を着ているの?」




あっ…!


全員が驚愕の声をあげながらドラゴンの服を凝視した!


何度見直しても間違えるはずがない

ドラゴンの着ているの服は…


魔族たちと共闘しこの世界を滅ぼそうとしている悪
天竜人の服だった


するとドラゴンはしまったと云わんばかりにぽりぽりと頭をかく

「ああ」

「まさかバレるとは思わなかったから正装の服を着てしまっていたよ」


「なぜあなたが…!?」
ロビンは声を震わせながら聞く


ドラゴンは困った表情で答えた
「いやいやヒントはずっと出していたのだよ?」

「常にバレるかとヒヤヒヤしていたが結局は最後までバレることなかったか…」


「あなたは一体何を言っているの…?」


「ふざけないで!」


「ヒントって何?」
ロビンは恐怖の声で震えていた


するとドラゴンは答えた
「ふう」
「答え合わせといこうか…」


「私の能力は何だ…?」


「能…力…?」
「はぁ…はぁ…」
ロビンは息が荒くなっている


「私は誰だ?」


その瞬間…!


「あっ…?」


「あっ……!!!???」


ロビンは全てを理解し、自分の中が壊れていく感覚を覚えた


「なんで…」

「なんで気づかなかったのかしら」
「こんな大事なこと…」


「くくく」
「理解できたかねロビン?」


「どういうことだロビンちゃん!」
サンジは必死な形相で聞く


するとロビンは声を振り絞りポツリと呟いた

「はぁ……はぁ……」

「ドラゴンの能力は天を操る能力」
「天は天でも雷だけではない、風、竜巻、雲、全てを司る能力」


「それで天…」


「ドラゴンの名は竜」


「それで竜…」



「ドラゴンは魔族ではなく魚人や巨人族ではなく人」

「それで人…」



「3つを繋げると…」




「天」



「竜」




「人」





あっ……!!!!????


全ては繋がった



このドラゴンは悪なのだ!


全員が戦闘モ-ドのスイッチへと入る!


「くそ野郎がぁぁ------!!!」

「うぉぉおおお------!!!」

まずはサンジとゾロがドラゴンへと駆けて行く

そんな時…

「ふん…!」


突如として天から雷が注ぐ!


ゾロとサンジは後ろへと跳びその攻撃を避けた

「おっとこれからやることがあるから、
君たちに構っている暇はないんだよ」


するとドラゴンはルフィたちに背を向け歩いて行く


「ふざけっ…!」


その瞬間!


一同に緊張が走る!


ドラゴンは前を向きながら後ろにいるルフィたちに語りかける

「まだ君たちに私と戦う資格はない」

「それでとあるステ-ジを用意してある」

「そのステ-ジをクリアできたのなら、この私と戦う資格があると認めよう」

「まぁ、仲間たちと共にクリアを目指して私の所にたどり着けるならたどり着いて見たまえ」


「私はあの真のラフテルにて君たちを待つ…」


ドラゴンはにやりと笑う
「たどり着けるならな…」

「あっ」

「そうそう…」


「第一ステ-ジで全員敗退とか興ざめだから止めてくれよ」


そしてルフィを見つめる
「ルフィ…」
「あの部屋をクリアしてくれたお前にささやかなお礼だ」
「まずは君が一番好きそうな者が最初の相手だ」

そう言い終わるとドラゴンはフ-ドを被り歩いて行く

ルフィたちはドラゴンに戦いを挑もうにもそれができない
なぜならば、ドラゴンへの道を阻むように大地から異様な力を感じたからだ
それは姿形となってルフィたちの目の前に姿を表す

しかし、一同はその相手を見て度肝を抜かれる

そして、一番その者を見て驚愕の表情を浮かべたのはルフィだった



ルフィはその者の名を叫ぶ!




「エ---スぅぅう゛う゛う゛-----!!!!!!」



何とその者は頂上決戦にて、
ルフィを庇い死亡したルフィの兄エ-スだった


「ははははは」

「その声を聞きたかったぞ」

「ルフィ!」


「この…!」


「炎柱!」

ゾロたちは進もうとするが、死んだはずのエ-スの攻撃によって阻まれてしまう

そしていつのまにかドラゴンはルフィたちの視界から消えて行った


ルフィたちはエ-スへの攻撃を躊躇してしまう
それに加え、エ-スの力は頂上決戦の時とは、
比べ物にならないほど増大しルフィたちを苦しめる

どれくらい時間が経ったか…?

そんな時に後ろから声が聞こえてくる
「何をやってるお前ら…!?」
何とスモーカ-だった

「ステ-ジを登るため力を温存しておきたかったが仕方ねえ」
スモ-カ-は十手を構える

そして激を飛ばす

「お前らの気持ちは分からねえでもねえが、このエ-スは死人だ!!!」

「躊躇してる暇はねえぞ!」


しかしエ-スの攻撃がみんなを襲おうとした時、
スモ-カ-は庇う
「やらさねえって言ってんだろうが」

すぐさまルフィたちに振り返り叫んだ!
「ここは俺に任せてお前らは前に進め!!!」

「でも、エ-(ス)…」
ルフィは未練がありエ-スの名を呼ぼうとする

「ばかやろう!」
「こいつは死人だ!」
「これ以上時間を無駄にしてどうする!?」

「それにこいつが本当にお前らと戦うことを願ってるとでも思っているのか!?」


ルフィはハっとし、エ-スを見つめた

そんな時…
声が聞こえた気がした

「ルフィ…|」

「大丈夫だ!」

「行ってこい!」
何とエ-スの声だった

「こんな形で出会うとはな…」

「ドラゴ…」


「あいつをぶっ飛ばしてこい!」



エ-スの思いに触れルフィの気持ちは吹っ切れた
そしてみんなと共に前へと進む


ルフィは前へと進みながら帽子に手をやりスモ-カ-へと語りかける

「けむりん…!」


「エースを」


「エ-スを頼む!」


ルフィたちは仲間たちと共に前へと歩み出した

「ふっ」
「任せておけ」
スモ-カ-は笑った


「そういえば初めて麦わらに頼み後されたかもな…」

スモ-カ-は改めてエ-スと対峙する
そして言った

「さぁ、やろうか」

「あの決着のつかなかった戦いの続きをよぉ-----!!!」


スモ-カ-VSエ-スの戦いが始まった



そして…


何やら空中に浮かびトンネルのようなものを通って、
遥か上空にある真のラフテルを目指しているドラゴンへと…

「はははは」

「最高の気分だ…」

「ははは…はっ…」

「ちっ…」

「今日は調子が悪いな」
声色がまた変わった


「まぁ…」

「もう隠す必要もないか」

何か聞き覚えのある声のような気がする



そういうとドラゴンはフードを取り、

顔に手をやったかとまたペリペリッと仮面のようなものを取った



その瞬間………!!!!!!!!




全てが崩れ落ちたような衝撃を受けた


ドラゴン(?)は本当の真の顔を見せる





その者は何と…







赤髪のシャンクスだった








話しは海上へと映り、魔族たちと戦っているシャンクスへと…


表情は見えない


しかし、そこにいれシャンクスは下を向きながら…



 

 

嗤っていた









話しは再び戻り…


ドラゴンの姿から真の姿を見せたシャンクスは邪悪な笑みを見せる

「我が名は死を司る者」

「死を与える者」

「死者を再現する者」

「全ての苦しみから開放する者」



「シャンクスなりっ…!!!」




「さぁ…」



「終わりの時が近いぞ…」




「イム(忌無)」







破滅か希望か…?



秒針は遥かなる物語の終わりへと進んでゆく









~あとがき~

すいません長らくお待たせしました!

大妄想全開でびっくりした方もいるのではないでしょうか( ,,>З<)ブプ

本当は土日くらいにうpする予定だったのですが、
新たな構想が出てきてしまい長引いてしまいましたすいません><

でも、ようやく何年もあたためてものを形にできて嬉しい( 〃▽〃)


いよいよワンピ-スも終わりですね
(自分の妄想の中だけですがw)





あと、有料版買ってくれたら喜びます
やり気うpして更新も増えちゃうかも?
 

 

 







それでは(* ^ー゜)ノマタヌン