それはそれで | That's where we are

That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

主訴 「rash(発疹)」

 

全身、蕁麻疹に覆われた

女の子かと見間違う様な

可愛いらしい男の子

 

原因は分かっていて

 

「最近、子猫を飼いだして。

前に猫を飼っていた時は

何ともなかったのですよ。」

とお母さん

 

文字通り、男の子が猫っ可愛がりする

この子猫がやって来て以来

男の子の目の周りが

腫れることが時々あって

 

放っておいても腫れは収まるし

毎日ではないので

さほど、気にしないでいた

 

でも、今日はちがって

顔も、体も、手も足も

全身痒い蕁麻疹だらけ

 

何も文句を言わず

静かにポリポリ掻いているのが

余計に不憫に思える

 

お母さんはため息をつきながら

「やっぱり、あの猫

よそへやらないとダメですね」

 

新しい飼い主が見つかるまで

出来るだけ猫を

近づけないようにして下さい

 

口で言うのは容易いが

一緒に住んでいる猫と男の子

男の子は猫が大好き

ベッドにまで持ち込んでいるというから

離すのはそんなに簡単じゃない

 

出来るだけ早く、良い新しい飼い主が

見つかると良いですね

three assorted-color kittens

Photo by The Lucky Neko on Unsplash

 

すると、お父さん

 

「猫の毛、全部刈っちゃったら

どうでしょうかね?」

 

...

 

う~ん...

毛が長い短いだけの問題じゃないんで

それで解決するとは思えないんですが

 

丸刈りにされた猫

 

それはそれで

一種の無意識の虐待かも...

 

猫ドキドキ猫ドキドキ猫ドキドキ猫ドキドキ猫ドキドキ猫ドキドキ

 

ちなみにうちの夫も猫アレルギー

夫の場合、アレルギーのせいなのか

もとからそうなのか

夫は猫が嫌い

大抵、どの猫も夫が大嫌い

 

猫のいる家に行くと

姿は見えなくても、痒み、鼻水、くしゃみ

姿が見えると、猫と夫の間には

妙な緊張感が走ります

 

猫が大好きな娘

猫が飼いたいと言われた際

「お父さんと、猫

どっちかを選ばないといけないのよ」

将来、娘が猫を飼ったなら

親子の断絶になるかも...

 

 

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