マスク、モデルと美術経済学 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

医療現場で足りない、足りないと

メディアを毎日騒がせているマスク

 

現在、うちの病院のルールは

 

外科用マスクは一人一枚

使えなくなるまで再使用

green and white striped textile

Photo by Mika Baumeister on Unsplash

又は

 

ハイリスクの現場で働く人は

一日一枚、N95レスピレーター支給

(使用後は捨てる)

white and yellow leather sling bag

Photo by visuals on Unsplash

↑うちの病院のとは違う種類

 

ERは、いつ何が誰がやって来るのか予想が付かず、急性疾患に対応のため

「ハイリスク」の現場とみなされて

シフトごとにチャージ・ナースの所で

 

「シフトに参上つかまつりました

N95,ちょうだいな」

「サイズは?」

「Sサイズ」

「じゃあ、その箱の中にあるから」

 

 

勤務中はずーっと付けろと

病院から御達し

 

でも、そもそも

 

N95、10時間とか12時間とか

連続でつけるものなのか

 

年に2回、フィッティング・テスト

サイズを確かめるのですが

新品、付けたての時と

12時間近く付けて、どこなしか

伸びちゃっている様なN95

(少なくとも、そんな気がする)

 

 

ある日の、夜勤

 

 

シフトで一緒になった研修医の

大部分は、偶然アジア系

 

「ねえ、思ってたんだけど、N95ってアジア人の顔に上手くフィット

しないと思わない?」

 

各自、不快さに文句はありますが

 

人種によって擦れて痛い部分が

違っているように思います

 

 

一体、誰の顔を標準にして

つくっているのでしょう?

美男美女トップ10とかをモデルに

作っていたら、私には絶対合わないな

 

「カスタム・メードのN95とか

作ったら売れると思わない?」

 

大学でアートがメジャーで

今も手作りジュエリーを作る同僚

もしかして、そそのかせるか?

 

「いや、それは利益がでないよ」

 

今の美術大学は、自作の商品を

いかにマーケットに出して売るか

教えているのですね

(息子の友人のお母さんが

近辺の大学で教えていた)

 

「もう、これ、嫌っ!

息ができないわ!」

12時間勤務四日連続のナース

 

「今日、仕事が終わったら

雨が降っていようが

雷がとどろいていようが

外へ出て、息をしまくるの!」

 

イライラがつのるばかり...

 

 

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