犬とミス・コンテスト | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

自宅で意識不明で発見された患者

 

腫れ方とか傷の状態からすると

何時間どころか何日も

同じ姿勢で横たわってい

たよう

 

高齢者ではあるけれど

一人暮らしらしいし、着ている服の感じから

普段は活発な人だと思う

 

「家に犬がいたんですよ」と救急隊

 

「犬ですか?どんな犬?大きいの?」

 

「ええ、大きいというか、かなり巨大でした」

 

「あら、じゃあその辺はラッキーでしたね、この方

この状態じゃ、犬も何日間も餌もらってないでしょ

顔とかやられちゃっても不思議じゃないかも」

 

「いやあ、すんでの所だったと思いますよ」

 

うちのミリー嬢は顔を舐めに来る

 


多分、他にも親愛の情を示すやり方はあるので

あのお尻を嗅ぎあう口で舐められるのは

わたしは遠慮させていただくのだが

朝、起きるとミリー嬢は夫胸の上に飛び乗り

夫の顎のあたりをベロベロと舐め回す

 

「スコッテッシュテリアはね

食い意地が張っているから気をつけなさいよ」

 

バージニアに住んでいた時

初代スコッティー、ヨーコさんを散歩していた際

見知らぬ身なりの良い「老紳士」に声をかけられた

 

食い意地の張った顔を舐めに来る子犬

もともと怖いもの知らずのうえに

食べ物となると、年齢もサイズも関係なく

自分アピールが凄いからな、ミリー嬢

 

勢いあまる自分アピールに

ミリー嬢の最近のニックネームは

「ミス・コンテストの候補者」

 

笑顔が素敵でフレンドリーラブラブ

でも、テレビに映るとかなると

ささっと自分が真ん中に映るように

上手にライバルを押しのける、みたいな

 

この子が飢餓に陥った時

飼い主に忠誠を誓って我慢するとか....

 

なさそうな気がする

 

 

 

 

 

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