SAYOCAFEの前身は
アトリエLOVESという名前でした。
今から17年前、
琵琶湖畔のマンションの一室からのスタートで、
リネン服を中心に製作を進めていたのですが、
その当時はリネンのお洋服を作ってる所も少なく、
ましてや今のように、creemaだminneだという
ハンドメイドマーケットプレイスもありませんでしたので
販売はアトリエに来て下さるお客様と
HP経由のお客様のみでした。
ほどなくして、天然生活が創刊され、
暮らしがナチュラルテイスト推しになり、
リネン服がクローズアップされ始めた途端、
「リネン」という素材に火がついきました。
「リネンで服を作れば売れる!」
そうキャッチした作家さんたちが
こぞってリネン服を作り出したのが多分この数年後です。
そして、ハンドメイドマーケットプレイスの一号(多分)の
tetoteがスタートした中盤には
わんさとリネン服が溢れてました。
こうなってくると、「個性」をどこで打ち出すかが
鍵になってきたわけですが、
こういう時にはジタバタせず
「はい、一旦止まって深呼吸~~~(^o^)/」
というのがわたしたちのスタンス(笑)
ちょうどその頃、京都から兵庫県のお山の暮らしへと
引越しもしていたので、
のんびりと製作しながら、まずは「暮らし」にウエイトを置き
地域のおじいちゃん・おばあちゃん達と
日々交流していたのですが、
その中で、見えてきたものがあったんです。
「捨てない暮らし」
「繕う暮らし」
それが当たり前に行われていたお山の暮らしで
「わたしたちがやっていくことってこれじゃない?」
と、ふたりで意気揚々と始めたのが
AMARIシリーズでした。
小さな小さなハギレすら捨てずに、
それを繋ぎ合わせて一枚の布にし
そこからお洋服を製作するというもの。
で、、、楽しんで作り出していたら
いつの間にかSAYOCAFEは
リネン服を扱うアトリエという部分が薄くなり
パッチワークのお洋服のアトリエになってました(笑)
目指したわけではなく、
暮らしに沿っていったらこうなったという具合です^^;
「これを作れば売れるから」
とか、
「これが流行だから」
とか、
そういう安定路線はわたしたちには向いてないみたいです。
なんというか・・・天邪鬼?(笑)
そりゃ~、売りたいです。
買って頂けたることに喜びは感じます。
けど、自分たちの「色」が出せない仕事はしたくないんです。
先日お客様が、うちのお洋服を着てお出かけしたら、
「それ、SAYOCAFEのお洋服ですよね。
いいな~」
そう言われて鼻高々だったとメールして下さいました^^
こういうの、ありがたいです♪
そして、お客様が鼻高々になれる服を作れたことに
わたしもユウヤも喜びMAXです^^
世の中には色んなお洋服があって、
「これを着ておけば今の時代にスベりません」的な
そういう安定感のある服が主流。
そんな中、うちのお洋服って
かなり、冒険ですよね、
と言うか、マニアック(笑)
そこは、わたしもユウヤもわかってるんです。
決して「スタンダード路線」ではないということ^^;
でも、ファッション全盛期のDCブランド花盛りの時代
着る側が楽しんで選べたように、
あの時代だったらSAYOCAFEみたいなテイストのブランドが
ひとつ位あっても不思議じゃなかったわけで、
当時みんなそれぞれにご贔屓のブランドがあって、
ブランドそのものも、そんなお客様に支えられていました。
スタンダード路線ではないため、
SAYOCAFEの服はかなり好みが分かれると思います。
そして、それでいいと思ってますし、
それがいいと思ってます。
世の中の人全員がうちの服を着てくれたら
そりゃ~わたしたちは億万長者にはなれるでしょうが、
そしたら、また街に彩りがなくなってしまう。。。
それではつまらない。
たくさんの色があるうちのひとつになれること、
それがSAYOCAFEの楽しみですから^^
SAYOCAFEの服みたいなのが主流になったら
街全体が賑やかしいでしょうね~(笑)
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