首のコリが楽になる特許構造のネックハンモック

たまたま見つけたネックハンモック

首のコリが楽になる特許構造だそうです。

株式会社エムアイストーリー

商品名「ハンモックピロー」（商標登録第5829543号）

アマゾンで￥27,500で販売されています。

まあまあの値段がします。

でもちゃんと商標登録を取っているんですね！

７分間頭をゆらゆらさせるだけで、首と肩の筋肉の硬直が和らぐ。

東海大学情報理工学部（医学博士）高雄元晴教授により、

７分で副交感神経を活性化し、

ストレスを39％減少させることが検証された

と紹介されています。

特許を取得していますので、紹介します、

【特許番号】特許第6201088号

【発明の名称】吊り枕

【特許権者】坂本ひろみ　（👈姓と名の間を空けます。）

独立項のみを紹介します。かっこは筆者が追記しました。

【請求項１】
載置部（１）と、

載置部（１）から所定の間隔をおいて立設する一対の支持部（３）と、

一対の支持部（３）の間に配置された側枠（４）と、

シート状の枕部（５）と、を備えた吊り枕（１０）であって、

枕部（５）は、一対の支持部（３）及び側枠（４）に、

少なくとも３箇所以上又は連続して接続され、

側枠（４）には一対の支持部（３）より上方で接続されている吊り枕（１０）。
【請求項２】
載置部（１）と、載置部（１）から立設する支柱（２）と、

この支柱（２）に連結されており、

所定の間隔をおいて配置された一対の支持部（３）と、

一対の支持部（３）の間に配置された側枠（４）と、

シート状の枕部（５）と、を備えた吊り枕（１０）であって、

枕部（５）は、一対の支持部（３）及び側枠（４）に、

少なくとも３箇所以上又は連続して接続され、

側枠（４）には一対の支持部（３）より上方で接続されている吊り枕（１０）。

「であって」以降の特徴部分は請求項１と請求項２は同じ文章になっています。

「であって」以前の前提部分が請求項１と請求項２では違っていて、

請求項２は請求項１に対して支柱（２）が増えていますので、

請求項２は請求項１の下位概念となっています。

発明の目的は、

「使用時における安定感を向上させ、

首及び肩にかかる負荷を軽減する」となっています。

実施例の効果として

「少なくとも３箇所以上又は連続して接続されているため、

頭が安定し、首及び肩の負荷が軽減する。

そのため、首回りの緊張が緩和されてリラックスでき、さらにその状態で、

ゆるやかな運動やストレッチを行うと、

体の動きに追従して枕部５及び補助部７はゆるやかに揺動するので、

首回りから全身に至る関節の可動域を無理なく広げ、

筋肉の凝りを和らげることが可能となる。

更に、姿勢を矯正する効果も期待できる。」

東海大学の教授のデータが特許取得に

必要かと言いますと、必要ありません。

なぜでしょう？？？

審査官は明細書に記載されたことは正しいというこを

前提とする性善説の立場に立って審査するからです。

実際に商品を販売するときは、

教授のエビデンス（証明）があった方がいいですね！

意匠権も取っていますので、紹介します。

【登録番号】意匠登録第１５４４０９４号

【意匠に係る物品】吊り枕用ハンモック

【意匠権者】坂本ひろみ　（👈姓と名の間を空けます。）

図面を記載せずに写真のみで提出しています。

簡易でいいですね！

知財を活用した「知財ポジショニング戦略」徹底解説！

仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士遠藤和光

首のコリが楽になる特許構造のネックハンモック