今年、東京での桜の開花予想は平年よりも11日早く、3月15日とのことです。一方、鹿児島では平年よりも2日程度遅れるとか。

これは今年の平均気温が高すぎたことが原因だそうで、開花を早めるには、適度の寒暖の差がないといけないそうです。

 

　寒暖の差と言えば、この数年のインバウンドブームが我が国の観光マーケットにとって「暖」の経済効果をもたらしたとすれば、今回のコロナ騒動は、観光マーケットに確実に「寒」をもたらすことでしょう。

 

　昨日、所用で成田空港へ行きましたが、行きの京成スカイライナーは貸し切り状態でした。空港自体も3月の休日とは思えない閑散とした状況に、さすがに寂しさと、この先の観光マーケットをはじめとした日本の経済状況に不安を感じました。

 

 

　我が国の観光マ―ケットは、ニューヨークのテロやSARS、東日本大震災など、数々の「冬」を乗り越え、立派に返り咲いてきました。今回のコロナウイルスは、まだ全貌が見えない分、どれだけの寒波になるかは想像がつきませんが、必ず「春」は来ます。そしてその時に鮮やかな花を開花させるべく、今はじっと耐え忍ぶ時期なのかもしれません。