「FLYING SAPA -フライング サパ-」 感想 その1 | エイシャントドリーム 宝塚つれづれ

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宝塚観劇備忘録
ひとりごと

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全組観劇派。



ヅカ歴30年になるファンです。
観劇の記録をつけたいと思いはじめました。
全組観劇派。(月組・星組強め)

趣味は観劇、読書、お酒を飲むこと。

音符宙組公演音符

 

「FLYING SAPA -フライング サパ-

感想 その1



実に面白かった。

愉快という意味の面白かった、ではなく
興味深く、舞台の良さを充分に
堪能した。


「宝塚らしくない」などという
意見もあると思うが、
芯の部分はきちんと
宝塚らしかったのではないか。


「BADDY」
そう言われたが
古くからこういうショーは
あった。

「ノバボサ」だって
かなりのものよ。

女だけのクラブで
女性同士が愛し合う、とか。

ラストなんて
警官に
賄賂渡して

解放させちゃうんだから。


オギーの芝居も
くーみんより甘さはあるが
父性の欠落、罪、
宝塚らしくないといえば
ないのでは。


でも、愛に溢れていると思う。


そのような意味で「SAPA」
それほど異端ではないと思う。


新しい表現方法はあるけれど。


そして
これほど
考察が楽しい作品は
久々だった。


楽曲やセットの大掛かりな
スペクタクルな作品も
素晴らしいとは思うが、
別箱公演で
こういったシンプルながらも
「物語性」を感じさせてくれる
作品に出会えたのが
とても嬉しい。