痩せたいときの食事は、プロテインダイエットで栄養面を意識しよう
ダイエットの食事管理では、量を減らしたり間食をやめたりする場合があります。 中には、朝食をバナナやリンゴに置き換えたり、スムージだけにするといった方法を取る方もいるのではないでしょうか。 このような置換えダイエットに、プロテインと置き換える方法があります。 今回は、食事の一部をプロテインに置き換える方法を解説します。
痩せたいと思って、食事を抜いてしまう
特に思春期の頃、体型で悩んでしまう人も多く、ダイエットの知識があまりないことから、単純に食事を抜けば痩せると思い、食べないという選択をしてしまう場合があります。
全く食べないという選択は、成長期の体に影響を与えてしまい、伸びるはずだった身長も、無理な絶食により止まってしまうということもあります。 もう少し身長が欲しいと悩んでも、どうにもならなくなってしまいます。
ダイエットは、単に体重を減らせばよいというものではありません。 身体を健康な状態にし、より健康で美しく体を整えていくことが本来の目的です。
そのため、無理な食事制限では体を壊してしまい、目的達成は望めないのです。 本来は、エネルギーの基礎代謝量と活動による消費量が、食事から摂取されるエネルギーより多かったら痩せます。
食事による摂取量が多ければ多いほど、当然ながら体重は増加するのです。 つまり、このバランスをコントロールすることができれば、ダイエットは成功するのです。
単に食事量を減らす、または取らなくするという方法では、栄養は偏ってしまいます。
栄養をまんべんに減らしていくというのは、とても難しいのです。 食事管理を行うにあたり、主食である炭水化物をおさえ、糖質を制限する方と、主菜を減らし、脂質などの摂取まで制限する方もいます。
ですが、このような方法では、身体を健康に保ち、身体を作るための栄養素であるタンパク質や、ビタミン類、ミネラル類まで取らなくなってしまいます。 タンパク質が欠乏してしまうと、身体は自分の体に存在するタンパク質を分解してしまいます。 また、体の不調がおこりやすくなり、免疫機能も低下してしまったりしてしまいます。
食事制限を行った場合、このような栄養素が欠乏してしまうことから、プロテインを食事に置き換えて摂取すると、身体に必要なタンパク質を補うことができるのです。
このプロテインとは、タンパク質を英語に訳したもの、つまりタンパク質そのものです。 以前ではスポーツ用品店などでプロテイン粉末が売られていましたが、現在ではコンビニでもプロテイン入りの飲料や補助食品なども売られています。
手軽に購入できるようになったことから、それらと食事を置き換えることで、ダイエット食の中でも、適度にプロテインを摂取することで、タンパク質を補うことができるのです。
このような食事の一部をプロテインに置き換える方法をプロテインダイエットといいます。
痩せたいのに太る?プロテインと女性の関係は?
プロテインは、ダイエット時の栄養管理を考えると、置換えるプロテインダイエットは効果的かもしれません。 ですが、以前よりプロテインは摂取すると太るということを耳にすることはありませんか? 結論から先に解説すると、プロテインを摂取したからといって太るものではありません。
プロテインは太らせる栄養素ではないからです。 ただし、カロリーを持たないわけでもありません。 タンパク質は1グラム当たり4kcal、脂質は脂9kcal、炭水化物は4kcalあります 少なくともプロテインを飲めば、カロリーも摂取します。
そのため、通常の食事と合わせて飲めば、その分カロリーを摂取します。 その分を消費しなければ、当然ながらその分だけ太ってしまいます。 ですが、ただそれだけで、1回分として考えれば、70~120kcal程度ですので、プロテインだけに太るとこを押し付けても意味はなさそうです。 タンパク質には、筋肉の生成や臓器の健康を保つだけでなく、髪の毛や爪、お肌をつくる働きもあります。
そのため、プロテインが不足してしまうと
- 骨が弱くなる
- 筋肉が分解され筋力が低下する
- 風邪にかかりやすくなる
- 爪が割れやすくなる
- 肌荒れしやすくなる
- 貧血気味になる
- 抜け毛が多くなる
というような症状がでてきてしまいます。 女性のタンパク質欠乏は、筋肉量の低下だけでなく、髪の毛からお肌、爪に至るまで影響がでてしまうことから、ダイエット時には特に意識してプロテインは取るほうがいいのです。
痩せたい人はプロテインを飲むタイミングを知っておこう!
プロテインは、タンパク質そのものです。 イメージは、鶏ささみ・牛乳を液体や粉末にしたものと考えればいいでしょうか。 鶏ささみと同様に、脂質や糖質がほとんどないことから、カロリーもとても低いです。 そのためプロテインは、食事と置き換えることで、カロリーを押さえつつタンパク質摂取をすることができます。 このようなことから、適したタイミングは、食事時になります。
このようなときがプロテインとの置換えるタイミングです
食事がとれない場合でも、プロテインに置き換えることで、しっかりとタンパク質の摂取はできるからです。
また、寝る前も摂取するにはいいタイミングになります。
就寝中は、栄養を取れませんので体内のタンパク質を分解し、筋肉が失われている危険があります。 そのため、筋肉の分解を防ぐために、就寝前にプロテインを摂取するのは効果的なのです。
これらは食事管理を行いながらプロテイン19ページダイエットを行った場合ですが、運動を取り入れてダイエットを行っている場合には、また別のタイミングがあります。
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それが、トレーニング後のゴールデンタイムです。
ゴールデンタイムとは、トレーニング後で筋肉が一番発達をしやすくなっている時間帯のことをいいます。
このタイミングは、筋肉がトレーニングによる刺激から修復をはじめようと栄養を摂り込もうとしているタイミングなのです。 そのため、このタイミングで血液中にタンパク質が多く含まれている状態であれば、効率よく吸収してくれるのです。
痩せたい場合、プロテインは筋トレ後に摂取を意識しよう
先述のゴールデンタイムでの摂取はトレーニングをしている人にとっては意識するべきタイミングです。 これは、痩せたいと思っている人も同じです。
痩せるために、筋力トレーニングを取り入れようと考える場合、プロテインを摂取すると効果的です。 筋トレを行い、ゴールデンタイムに摂取することで、効率よくタンパク質を取り入れることができれば筋肉を増やすことができます。 筋肉はカロリーを消費する結果的には基礎代謝が向上し、痩せやすくなるのです。
ですが、勘違いしてはいけないのが、プロテインを飲んだからといって痩せるわけではないのです。
プロテインは摂取するだけで体重が減るものではありませんので、トレーニング後に意識して摂取するようにしましょう。 プロテインは、大きく3種類あります。
- ホエイプロテイン
- ソイプロテイン
- カゼインプロテイン
このうち、ソイやカゼインについては吸収が遅く、ゴールデンタイム中に体に取り込むことができません。 一方、ホテイプロテインは、吸収が早いことから、トレーニング後に摂取するのにおススメです。 筋トレ後には、ホテイプロテインを摂取するようにしましょう。
痩せたい人はプロテインを活用しよう
いかがだったでしょうか。 プロテインは、痩せたいと考えている方が、健康的にダイエットを進める場合にぜひ活用したいものです。
直接痩せられるものではありませんが、ダイエット時に欠乏するタンパク質を効率よく摂取することができます。 基礎代謝の向上とともに、健康的にダイエットが進められるよう、食事の置き換えやトレーニング後に摂取して有効利用するようにしてみましょう。