ケント・ギルバートの本。

まず一言。人は解り合えないのだ。

さて、譲位と改元か近づいている今日この頃なので、改めて皇室について考える切っ掛けとしてこの本を読んでみた。
と、そのつもりだったのだが、思いの外考えることが多くなってしまったので、今日と明日の二回に分けてみることとする。

そして最初の一言目について。

ここ最近、朝鮮半島や支那について書かれた本を読んでみて、彼らを理解することはほぼ不可能だと言う事を思い知ったばかりだというのに、更に追い打ちをかけられたような気分だ。
米国人が日本と皇室についてあまりきちんと理解していないことは、薄々分かっていたと思っていたのだが、その想像を超えて理解していなかったようだ。(戦前の話だと思いたいが、どうもそうでは無いらしい)
いや、以前読んだどれかの本に、米国の中央銀行総裁よりも権限が無い天皇が独裁者であるはずが無いという記事を読んだ記憶がある。(確か、アメリカはアジアに介入するなという表題だったと思う)
つまりこの記事は、米国の大部分の人が天皇を独裁者だと考えていたことの証明だったのだろう。
更にほかの本で、大日本帝国に議会があるとは思っていなかったというような記事を読んだ気もする。(どんな本だったかも覚えていないので確定では無い)
相互の不理解による衝突が起きるのはまあ、当然と言えば当然のことだろうと、変な納得をしてしまった。

オバマ大統領の謁見について。

オバマ大統領が来日して陛下に謁見した際に、深々と頭を下げたのがけしからんと言う話は、どこかで聞いたのだが、ここまで大事になっていたというのは知らなかった。
昭和の時代に来日して陛下に謁見した大統領が、右手と右足を同時に前に出す歩き方をしていたという話も聞いたが、この時の米国の反応はどうだったのだろうか?
うかつにも調べていなかったし、今回調べてみてもほとんど記事が無かった。
どんな反応をしたのだろうか?

そして、中国共産党。

此奴ら陛下を愚弄し続けている割に、要所要所で利用するという狡猾な連中だったようだ。
韓国の反日が子供っぽく、可愛く見えるほどの狡猾さだ。
中国共産党の連中と、陛下を近づけることは日本と世界のためにならないと言う事だけははっきりした。
出来れば謁見禁止にしたいが、流石にそれは大国同士の関係上出来ないのだろう。
ならば、できうる限り行政上の処理に手間暇をかけて、消極的に妨害するしか無いのかもしれない。
とは言え、これ以上書くと中国共産党の話になってしまいそうなので止めにしておく。

さて結論。
明日の更新はこれの続きだが、少し内容が違うのでここに書いておく。

明日の更新ともつながっているのだが、この本単独で読むよりも、倉山満氏の天皇の本と、同氏の立憲主義の本を同時に読むことをお勧めする。
同時に読むことで、より多角的に皇室と日本について理解できるのでは無いだろうかと思う。
お薦めである。


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