三嶋与夢の本。

まず一言、此奴ら凄い。

さて、続けて読んでみた。

で、今回最もお気に入りの登場人物は、実はノーマさんだったりする。
小説家になろうの時にも感じていたが、書籍化されて一段と元気になっていた。
そんじょそこいらの駄目人間が、ノウェムを怒り狂わせるなどと言う事は出来ないだろうから、彼女の活躍は目を見張る物が有る。
一番のお気に入りの場面は、ノウェムが立ち上がり報告書を引き裂いてしまうところ。
よほど据えかねてしまったのだろうと同情すると同時に、かなり深刻に笑ってしまった。

そしてもう一人、ルカも今回かなり変わった登場人物だった。
本人がでは無く、彼の出自が。
よりにもよって六代目の隠し子だったことが判明し、宝珠内ではてんやわんやの大騒動だった。
ライエルの評価もかなり悪くなってしまったが、まあ、自業自得だろう。

さて、本来の主役だった二代目だが、こちらもかなり力が入っていて、序盤の笑いを取るところから、終盤の涙を誘うところまで、全編で活躍してくれた。
俺としては二代目はわりと好きだったので、もう少し活躍してくれたら嬉しかったが、まあ、仕方が無いだろう。

そうそう、ライエルの遠縁の少年も出てきたのだが、まあ、駄目人間であることは違いないが、俺の好みの駄目さで無かったことだけ書いておこう。
気になったのが、ノウェムの台詞で、後悔しているとあった。
俺としてはどうしても物騒な方向に想像を進めてしまいがちなので、もっと早く殺しておけば良かったと言ったような続きがあるのでは無いかと恐れている。
まあ、この辺は今後の展開を見守れば良いので、楽しみにしておこう。

無事にグリフォン討伐も終わったことでセントラルに帰るのだが、成長したり何だりとこの後もまだまだ問題が多発することは確定事項。
早めに続きを読むとしよう。


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