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今年最後の弁当に思う

雨より
突風が少し気になります。
大晦日に向けて
どんどん天気が荒れていくのでしょうか。 

夫は今日まで仕事なので
いつもどおりの朝。
私は休みなので
今年最後の夫用弁当を作りました。 

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子供時代になにを食べて育ったかが
大人になってからも強く影響するということを
夫を見てると特に感じます。
父親がこれを好きだったからか
子供の頃から塩焼きの鯖がやたら食卓にでてきたらしく
なんだかんだで夫も
昔からなじみのある塩焼き鯖が好きです。
コストコで買っといた鯖がたくさんあるから
今日は弁当にもいれときました。

それから
子供時代に食べたくてもあまり食べられなかったものというのが
大人になってからも精神的に影響するようで
甘い買い置きのおやつが家の中にまったくなかったということで(育ち盛りの頃は出汁用の煮干しをかじってたらしい)
その反動もあって今、すごーくチョコレートが好き。
昔、正月にだけあらわれる(そのときだけ母が買ってきた)、チョコパイというのが
かなり特別な位置付けになっていて
それは50代半ばの今になっても続いています。
1箱6個入りので200円ちょいなんだから
なんならそのへんのパン屋で1個クロワッサン買うのと同じくらいだし
コンビニデザートより安い価格だったりするんだから
もう大人買いできるじゃん、とこないだも言ったんだけど
『すごーく贅沢な買い物な気がしちゃって...』と手をだすのを躊躇してた(苦笑)。
でも、今回おせちも買わないし特におおげさに作りもしないし
チョコパイくらい買おうよ、とあおって(苦笑)どうにか1箱カゴにいれました。
そして昨日。
九州の母から
庭でとれたというみかんや里芋などと一緒に届いたのが
なんとおんなじ6個入りのチョコパイ!
笑ってしまいました。
だって夫は今や中年。あと数年で60歳だよ?
子供の頃にこの時期だけ買ってきてたチョコパイ、息子がやたら喜んだ記憶
その感覚が
80代の母にはどうやら現役のままらしい。
そして夫は
思いがけずチョコパイ6個入りの箱が2つに増え
素直に喜んでたりするからまた笑っちゃうよ。

自分の子供の頃の記憶で強いのが
たまに父が作ってくれたココア。仕上げにバターを落とすという独特な仕上げが
しゃれてるというか、より特別感があったなぁ。
母は毎日工夫して食事をいろいろ作ってくれたしおかげで自分は好き嫌いもなく育ったのに
インパクト強いのって
そういうたまにあらわれるものだったりするから
なんか
毎日毎日ルーティーンでやることってあたりまえになって案外報われない。


息子たちに「お母さんの料理で好きなの、なに?」と昔きいたとき
ん〜…って悩みながら、だいたいどれもおいしいから、これとか特には言えない、と言われて
なんかすごくがっかりした。
お母さんのカレーが好き、とか
お母さんの煮物が好き、とか
具体的に言ってもらえないなんて
それなりにそのたび工夫したり演出したりどんなに体調悪くても頑張って食事やお菓子作りやってきたのに
母が毎日頑張ると家族にとってはそれがあたりまえになって
たいしてインパクトを与えられず
結果たいして記憶にも残らないということか…とわかった気がした。
だいたいどれもおいしい、というのは作ってる本人からすると
それほど褒め言葉でもない。
だって
これまでのこまかい頑張りをうまくぼやかされた感じで
あまり感謝も伝わってこないから。

だから
もう
自分が作りたい時とか
自分が食べたい時以外は
無理して作るのはやめる。
そう決めました。 




 

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by yukari  at 11:14
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