少しでもリビングを広くする為に玄関ホールを31㎝狭くした間取りをご紹介!家の間口に合せる部屋割り | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

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インテリアショップBIGJOYが手掛けた

コーディネート事例をご紹介します。

 

今日は間取りについて

お話できればと思います。

 

今回のLDKは18帖ほどの住空間でした

いつものLD空間よりは少し間口が狭い

住宅で

ソファ後ろの壁からテレビボード後ろの

壁までの柱芯の広さは3040mという空間でした

 

 

通常、LD空間の間口は3640㎜ある

ケースが多く、3040㎜は60㎝狭く

なっているのです。

しかしながら、この住宅には

少しでもリビング空間を広くしたいという

工夫があるのです。

 

 

上のイメージ図面をご覧ください。

今回の住宅の間口は4550㎜という

大きさで、

通常玄関ホールが1820㎜で

設計されることが多いのですが

今回は1510㎜というやや狭い玄関ホール

なっておりました。

 

仮に玄関ホールが1820㎜と

標準的な間口の場合

リビング空間は青い数字で表している

通り、2730㎜となります。

2730㎜は一間半という言葉で表現され

この場合、壁の内側の有効寸法は

2m60㎝ほどとなるのです。

 

2m60㎝の空間に

奥行き90㎝のソファと

奥行き45㎝のテレビボードを設置

すると…残りは…

260㎝-90㎝-45㎝=125㎝となり

つまり、ソファとテレビボードの間が

その広さとなってしまいます。

柱芯から柱芯が2730㎜のリビング空間

ではソファ前がとても狭くなるため…

 

30㎝リビングを広くすることで

ソファ前が155㎝ほど空く計算となるのです

 

 

この30㎝がとても大きいのです。

玄関ホールを約30㎝狭くすることで

リビング空間が広くなるのです。

 

 

みなさんが家づくりを計画されている

土地の間口はどのくらいですか?

隣地との境界を一定の距離

空けなければならないため

おおよそ5m50㎝~6mほどの土地が

多いと思います。

 

駐車スペースを2台分確保できる

土地の間口となります。

 

上で紹介した間取りは南が玄関という

土地で、明るい南面にリビングの

大きな掃き出し窓を設置した間取りと

なります。

 

次にご紹介するのが

同じ間口の住宅で北向きの玄関という

間取りをご紹介させて頂きます。

 

 

先ほど紹介した間取りもこの間取りも

住宅の間口は4550㎜です。

この図面は北向きの玄関なので

玄関ホールを1820㎜

隣の和室を2730㎜(4畳半の和室)

で部屋割りしております。

 

最初の間取りは

玄関ホールの隣がリビング空間

という南向きの玄関だったので

玄関ホールを30㎝狭くし、

リビング空間を30㎝広くしてました。

それに対して今回は北向きの玄関なので

 

・・・・

 

南向きのリビング空間は4550㎜

家の間口全体がリビング空間となり

同じ間口の住宅でも

とても広々としたリビング空間となります。

 

通常3640㎜の間口のリビングですが

このリビングは910㎜広い

4550㎜という間口のリビングとなるのです

 

 

その広さを活かした家具の配置が

こちらです・・・。

 

 

ソファ前には190㎝×190㎝のラグが

敷かれており、

さらにはソファの後ろにデスクまで

置くことができる程広いリビング空間と

なります。

 

家の間口全体を使うことができる

広いリビングと

玄関ホールが必要となり

その分リビングが狭くなる間取り

の差が分かりますか?

 

 

次に紹介する間取りは

初めの間取りと同じ南向きに玄関ホール

という住宅で、家の間口が5460㎜と

4550㎜よりも910㎜広い住宅となります。

 

 

家の間口が5460㎜あれば

リビングの間口3640㎜

玄関ホールの間口1820㎜

とどちらも標準的な広さが

確保されます。

 

しかしながら今回はダイニングスペース

の横に和室を設ける設計で

和室の間口が1820㎜では狭いため

和室部分を455㎜広くした間取りとなります

 

和室部分がキッチン横まで

来ているため、キッチンは通常のサイズ

2m55㎝では難しいため

L字型のキッチンとなります。

 

初めの間取りは玄関ホールを狭くして

リビングを広くした間取りでしたが

今回は和室を広くして

ダイニングキッチンを45㎝ほど狭くした

事例となります。

 

リビング空間は標準的な3640㎜あるため

 

 

ソファ前も広々してますが

ダイニングスペースが少しだけ

狭くなっております。

 

 

今回は家の間口4550㎜の部屋割りを

どのように考えるか?という視点で

お話させて頂きました。

 

もう一度初めの間取りをご紹介します。

 

 

この図でピンク色で囲った30㎝と

残りの60㎝が下の写真となります。

 

 

この通路は柱芯が910㎜という広さで

写真の正面に見える壁が60㎝ほどの

玄関ホールの壁で

キッチンの側面の壁から

玄関ホールの壁までは

フローリング2枚分、つまり15㎝幅の

フローリング2枚分リビング空間を

広くしているのです!

 

 

もちろんこのような間取りの場合

キッチンカウンターから掃き出し窓

までが広くなった縦長のLD空間

なので

その長さを活かした家具の配置と

少しでも明るくなる

家具の配置を提案しました。

 

少しでも明るくなる家具の配置提案

とは・・・

 

 

窓の位置が玄関ホール寄りに取り付けて

あるため、リビングの玄関ホール側の壁に

テレビボードを設置し

その反対にカウチソファを提案したことです。

 

ソファを設置した側にはカーテンの端から

ソファの背面の壁までが90㎝ほどあり

奥行き90㎝ほどのソファを設置しても

窓と被りません。

 

しかもカウチソファをあえて窓側ではなく

ダイニング側にすることで

南面の明るい窓とカウチソファが

被らないように意識させて頂きました。

 

 

リビングを狭く感じさせないよう

カウチソファを2つに分割し

その間にオープンラックを設置!

ソファの幅が2m20㎝ほどですが

ソファの間に86㎝のシェルフを

設置することで3mほどの

大きなソファとなりました。

 

 

その結果ソファ前のアクセントラグの上に

ソファの脚が乗ることがなく

ソファ前がとても広々と感じることが

できました。

 

 

テレビボードも壁面の広さよりも

一回り小さくすることで

カーテンに家具がくっつくことなく

窓からの光を目いっぱい

リビングに注ぎ込めるような

明るいリビング空間となりました!

 

 

今回のリビングダイニング空間の内装は

住友林業クレストのベリッシュシストS-J

ブラックチェリー柄の床に

ドアは床の色より少し明るい

ベリッシュチェリー色でした。

 

キッチンカウンター下には

チャコールグレー色のようなアクセント

クロスが貼られており

(サンゲツFE6008)

そんなグレー色を意識した

家具のチョイスをさせて頂きました。

 

家具はブラウンカラーの家具で

統一し

 

 

ソファの生地をアクセントクロスと

合わせるようブラック系のものを

チョイスし、

 

カーテンがダークブラウン系だったので

アクセントラグにブラウンカラーを

提案させて頂きました!

 

 

ブラックチェリー柄の床に

ブラウン色の家具を合わせた

素敵なコーディネートを提案することが

できました!

 

家づくりを計画されている方へ

みなさんの土地の間口はどのくらいですか?

住宅全体の間口はどのくらいですか?

玄関は南向きですか?北向きですか?

 

間取りの部屋割りを標準的な広さではなく

ちょっと工夫することで

少し広いリビングとなり、少し広い和室と

なります!

 

 

玄関、リビング、ダイニング、和室、キッチン

とそれぞれの空間には必要最低限の

スペースがあります。

その必要最低限のスペースを

確保できているか?確認しながら

間取りを見直してください!

 

 

今回ご紹介した間取りは

ソファの背面が通路となってない

間取りです。

ソファの背面が通路となる間取りの

場合は、一間半、2730㎜の

リビングと同じこととなります。

ソファ前が狭くなるのです。

ご注意ください!