著名な彫刻家の病死。死の直前に完成した
娘をモデルにした石膏像の首が切り取り持ち去られる。
悪戯か殺人予告か・・・
読み終った瞬間、悲しくて泣きそうでした。
其々のちょっとした誤解や思い込みが長い年月をかけて
最悪の結果を招いてしまう。絡み合った悲劇が複雑すぎて
出てくる人物誰も彼もが疑わしく思えてくる。
出てくる彫刻の専門的な描写にもとても感心させられました。
タイトルからホラー系のお話かと思いますが、
ホラー要素は全くありません。長編ミステリー作品です(^^;