DURA-ACE ペダル PD-R9100 すっかり慣れたので再度インプレ

第1段はこちら



長年慣れ親しんだLOOKから交換して、かれこれ室内も含めて3000km以上は乗ったのではないかと思います。

ということで今回は交換後しばらくしてのインプレッション!ということで、DURA-ACE ペダル PD-R9100 すっかり慣れたので再度インプレしてみる。そんなお話です。



▶キャッチ&リリースは?
LOOKのBLADEはキャッチ&リリースの硬さ調整はブレード(板バネ)で行いますが、その中でも一番柔らかい12N/mで使用しておりました。
PD-R9100も同様にクリートの固定力を調整できるようになっております。その中でも最弱の硬さで運用しております。
はっきり言って最弱同士で比べるとLOOKの最弱のほうが遥かに柔らかく、キャッチ・リリースともに簡単に素早くできます。

PD-R9100は硬い、そんなことを初期インプレの時に書きましたが、3000km程度使用するとある程度キャッチもリリースも若干柔らかくなってきます。新品のときは困ってしまうぐらい硬かったですが、今はなれも合ってかある程度こなれてきた感じがあります。

それでもやはり外すときは力を入れて外側にひねりますので個人的な話ですが、ペダルが一番下の状態のほうが力が入りやすい感じあります。逆に一番膝が曲がった状態だといまいち力が入りづらいような(体がかたい??)、、、ビンディングペダルのつけ外しで硬いと感じる場合はやりやすい位置を見つけるのかがいいかと思います。
あとは、、、正直なところ慣れたというのが、大きいと思います。

しかしPD-R9100はキャッチ&リリースの硬さから両足外してチョメチョメして、とか変なことをするとキャッチするのもある程度力がいりますので少々怖い思いをします。柔らかいほうが何をしてもどこでもキャッチもリリースもできるので街乗りにおける安全性という面では高いかと思われます。シマノのペダルはもう少し柔らかくてもいいのではないかとは正直なところ感じます。
シマノ的にはやはりビンディングペダルはレース機材でそう簡単に外れない安全性、ということなのかも知れません。


▶回転は?
回転性能は新品の状態よりも遥かに良くなっております。←空転のお話です。
というのも新品の状態では与圧も十分に、長く使えるようにグリスの量等も考えられて組まれています。そのまましばし乗ることでいわゆるあたりが出てくるぐらいの頃にちょうどよくなります。

ということをつらつら書いても、実際に乗ってみての新品と現在のペダルの回転の違いはというと、、、全然わかりません。
新品の状態で確かに言われてみれば荷重がかかった際や、下支点の通過時になめらかな感じがしなくはないぐらいでした、それが経過とともに変わってくることも有りません。

変わったといえばクリートのつけ外しの際に回転がよくなったと感じるぐらいです。

IMAG0236
※確実に後方が下がりますので、つけ外しは視線を向けずとも可能です。
LOOKのBLADE Tiはどこの方向に向いて止まっているか不明だったため、確認が必要でした。

▶シマノのクリートの摩耗は?
これははっきり言ってシマノは長持ちすると感じております。
あくまでもLOOKと比べて、ですが。。。
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そこまでザクザク歩くわけでは有りませんが、カバーを使ったりはしません。
現在でも右足(走行中外さない方)はほぼ摩耗はないぐらいと言えるぐらいの減り方です。

左足はと言うと、先端付近が若干減ってきています。
IMAG0242

ちなみに公式の交換時期目安はこのような感じです。
キャプチtfャ

LOOKのKEOクリートは2種類、滑り止めゴム??のようなものがついたグリップクリートと全部樹脂の通常のクリートがあります。LOOKの推奨は普通のクリートですが、あまりにも減りが早すぎますし、鬼のように滑りますので通常使用のときはグリップを使用しております。

クリートカバーをするのが最善策だとは思いますが、何もなしの素の状態で普通に歩いたりもするということであればシマノのクリートのほうが長持ちするかと思います。



▶その他
これはペダルの構造の問題だと思うのですが、LOOKのペダルは転ぶとペダルが削れていきます。
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ころんだ時に外側の一番に地面に設置する部分が意外と柔らかい?のか容赦なく削れていきます。
そもそも転ぶなよってお話ですが、ここが削れることでLOOKの特徴的な踏面の広さというところがありますが、踏面が狭くなっていきます。

またこの部分削れたり当たったりすることで鋭くなりやすいです。
で鋭くなってしまった場合はソックスが切り裂かれたり、ふくらはぎを引っ掻いてしまったりといった事が起きます。

まだ幸いなことに、PD-R9100では転んでいませんが、シマノのペダルのほうが外側の設置してしまう部分がブ厚く硬そうに見えます。
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▶総評
実際に乗った感じとしてはそこまでLOOKと比べても大きな差があるわけでは有りませんが、それでもPD-R9100は硬くダイレクトな感じを今でも感じております。
LOOKのペダルもプロ選手の1000Wを超えるパワーを受け止めているわけですので、弱いなんてことはないと思うのですが、、、
というのはあくまでも想像ですが、クリートとペダルの遊びの差かと感じおります。

前回の記事内にも書きましたが、LOOKのペダルは経年で0°(ブラック)クリートでも遊びが出てきます。シマノのペダルも出てくるのかどうかはわかりませんが、まだ新しい状態では遊びは極めて少なくおそらくカタログ通りの2°(青を使用中)と言ったら本当に2°の状態だと思います。
(LOOKの0°よりも遊びが少ないです。)
このようなところも関係しているのではないかと考えられます。

重量的にはシマノのほうが左右で約50gの重量増になりますが、重さは、、、感じることはありません。レースではなくて、普段使いであれば耐久性を重視したいところです。

ということで総評ですが、PD-R9100はやはりシマノが作った最高峰のペダルということをしっかりと感じられるペダル、良くも悪くもシマノっぽさがにじみ出ている、ということです。

そしてPD-R9100は買いか?ということですが、9100を買っておけばほぼ不満はでないと思います。もしも不満が出るすれば、
・キャッチ&リリースの硬さ
・ペダルが硬すぎる(剛性高し)
の2点かと思います。(後者はシューズで調整がある程度できるかと思います。)

また9100は最高峰ですのでこれ以上は有りません。8000を購入してもいずれ9100が欲しくなるかも。。。という気持ちが少しでもあれば実売で1万円以下の差額ですので9100が良いかと思います。

今回はDURA-ACE ペダル PD-R9100 すっかり慣れたので再度インプレ、そんなお話でした。




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