ババモンは、猛暑にもめげず、病気一つせずに、再び、敬老の日を迎えた。

 

敬老の日は、デパートもスーパーも、母の日に比べると、お祝い向けの品ぞろえはよくないようだ。少し迷ったが、お祝い品は、またまたパジャマ(ピンク)と、和菓子にした。

 

ババモンは、和菓子の方を喜んだ。もう最近は、甘いものしかおいしく感じないように見えるババモンだ。

 

お祝いをあげて、ババモンの、いつもと同じ話を聞いたあと、私はまたすぐ家に戻った。本当は、「外に食事に行こうね」とか、「孫もかけつけるから、一緒にお祝いようね」なんて言ってあげられたら、ババモンにとっては幸せだろうけど、今までのいろいろな経緯から、それは無理だ。

 

ババモンがかわいそうではあるんだけど、仕方ないことは、どうしようもない。

 

 

まだ秋と言えるほど涼しくはないけれど、私の体内時計は秋なのか、何やかや悲しくて仕方がない。

 

哀れなババモンに優しい言葉をかけられない私。

 

「ババモンの嫌味を最期まで聞かされ、恨みがましい顔を最期まで見せられて、私は、死ぬまでずっと罪悪感にさいなまれるのか?」なんて、考えてもしかたがないことを考えてしまう。

 

 

 


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