5年半前、ババモンに、せめて半日デイに行ってもらいたかったとき、ババモンには「体操教室」と言った。それ以来、ババモンは、デイを体操教室と思っている。最初から今までずっと、

 

ババモン「ほんまに、あほみたいな(軽い)運動なんやで。」

 

と繰り返している。最近、

 

ババモン「もう○○さん(半日デイ)に、長いこと行ってるらしいなあ」

 

と言うときがある。〇〇さんで、そういう風に聞いたのか?

 

私「お母さんはもう、5年行ってるよ。(何度も中断しているが)」

 

ババモン「へえーー、そうなんか? まだ1年くらいかと思ってたわ」

 

いつも、

 

ババモン「あんなとこ行って、余計身体がおかしくなったわ。もう辞めようと思てるねん」

 

と言うのは、最近行き始めたばかりと思っているからだ。

 

 

私は、本当は一日デイに行ってもらいたいから、2年ほど前から、「何にもすることがない。暇だ」と嘆くババモンに、

 

私「デイサービスと言って、お昼ごはんを食べさせてくれたり、大きなお風呂に入れてくれるところがあるよ。」

 

と言ってきたが、ババモンは全くその気にはならない。

 

 

しかし、先日、たまたま、近所のババAさんとババモンが出くわして話しているのを見かけた。

 

Aさんは、以前から、ババモンも知っている人だが、ババモンの方は、もうすっかり忘れていて、

 

ババモン「あの人、初めて会ったわ。何か、デイサービスとかいうのに行ってはるんやて!」

 

Aさんは、しゃきしゃきと歩いているが、最近私は、Aさんが介護の人に付き添われているところを見かけ、「どこかのデイサービスに行き始めたんだろうな」とは思っていた。

 

ババモン「デイサービスて何なん!? さっきの人、デイサービスに行ってはるんやって」

 

Aさんは、デイについて、肯定的なニュアンスで話されたのだろうか? 何でも他人をうらやましがり、自分だけが損しているのではないか、と疑うババモンだから、「自分だけがデイサービスに行かせてもらっていない!」というような勢いで、私に尋ねてきた。

 

私「お母さんが行ってる○○さんみたいに、運動したり、人と話をしたりするところ。朝から行って、昼ごはんを食べたり、お風呂に入れてくれるところもあるねん。」

 

後半部分は、ババモンに一日デイに行ってほしい気持ちで、付け加えた。ババモンは安心したように、

 

ババモン「何や、もう私もデイサービスに行ってるんか」

 

この会話は、何回か繰り返しはした。

 

 

数日たって、認知症外来に行ったとき、

 

お医者さん「デイサービスには行かれていますか?」

 

ババモン「はい、○○さんに、〇曜日に行っています。たいした運動ではないんですけどね。うふふ」

 

これまで、デイサービスのことを聞かれても、ちゃんと答えられなかったのに、ババモンの中で「○○さん = デイサービス」と結びついたんやね。それがいつまでかは、わからないけど。

 

 


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