Ray-Ban Maniax

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Ray-Ban コレクター入門した俺が書く戯言。

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オリンピアンのワンデラツーデラは「1967年」の発売開始から現代のクソレイバンの復刻までおおよそ50年近い歴史、まぁあと二年で50周年だが、正直クソレイバンの「50周年記念モデル」が出たとしても正直「タダでも要らん」のでどうでも良いが、まぁ出なかったしどうでも良いやな。


だけどね?
調べてみたら色々と間違っていたことが解った。つかこれ「そのご」はワンデラ用だな。

「そのろく」も結構間違いがあるな、改めて敢えて昔のを残した上で書き直す、「コレ間違えてるんだけどな」とか思うんなら言えよ、誰とは言わないけど。
何度も何度もスマン、幾つか実際に70年代製ツーデラを入手して確認したんでコレが最終版だと言う事で勘弁して欲しい。

■第一世代「レンズにマーク無し」
最初の発売時67年から70年代初頭に掛けての物、

品番は「L0245」、因みにこの品番がカタログ上に明確に記載される様になったのは70年代中盤からの事に成る。
刻印等々、我々の知っているツーデラの刻印は「B&L RAY-BAN」と「OLYMPIAN II DX」だが、この第一世代はまるっきり違って「B&L RAY BAN U.S.A 5 3/4 10K GO」若しくは「B&L RAY BAN U.S.A 5 3/4 12K GF」という刻印が使われていた。

コレが一番最初の型だと思われる、つまり一番古い型は「10k GO」か「12k GF」が刻印されている。

 

この「10k GO」か「12k GF」と言う仕様は70年代の中盤頃に廃止されている。

で、刻印が「B&L RAY BAN U.S.A 5 3/4」のみに成っている、それがこれ。



本当に明確に違うでしょ?

ブリッジの位置も違えば玉型もまるっきり違うし、リムのワイヤーの太さも全く違う。

モダンもコレは「Bronze Lite」というカラーでべっ甲柄でさえ無いんだよ。

因みに刻印は左右とも同じ。

 

■第二世代「BL砂打ちのみ」
これ「無い」って言ってたけど有りました、コレが70年代ボシュロムU.S.A.製最終型ですな。


写真二枚目、ちょっと解りにくいけどレンズ上12時の位置にBLの刻印がある、後はテンプルの刻印が「右のみ」に成ってる。

で大体70年代一杯ぐらい(恐らく79年辺り)でツーデラは廃止という事に本国ではなった訳です。

ここからは憶測、多分正解。
■日本のみのツーデラ第二世代
ツーデラは実の所「日本で大人気、他の国ではそうでも無い」と言うモデルだった訳だな。

アレだ、「永ちゃんのツーデラ」って言う「アイコン化」は当たり前だが日本だけの現象、ペーパーバックライターのプロモでジョンが掛けてたと言っても海外では「ジョンのツーデラ」には成らなかった。※これ間違いですた、画像を再確認したらシグネットIIでした。
因みに「キャプテンアメリカのワンデラ」は世界的アイコンなので発売から1999年迄息長くワンデラは売られた訳だ。

そんな感じで「ビッグ・イン・ジャパン」なツーデラを廃盤にする際に本国に対してボシュロムジャパンが「日本じゃ馬鹿売れなんだから廃盤なんてとんでもない!俺らで独自に作るから継続して売らせろ」と言う事で「ツーデラ」は「日本国内のみ」で製造販売されたと予想する。
これが今砂打ちロゴ無しで国内中古市場に残ってるツーデラの大半だと言う事だ。
「え製造まで?」と思うかも知れないけど納得する部分もアリアリなんだね。

・クリングス太さが違う
・ノーズパッドが違う
・レンズの玉型も実は結構違う
・「B&L RAY-BAN」までしか刻印されてない、「U.S.A」となってない。

まぁライセンスを受けたFRAME JAPANなモデルだと思えば良いんでは無いかな?


■第三世代「RayBan白ロゴ+BL砂打ち」
で日本で人気なツーデラだけども、本国物はレンズに印刷が入る様になったんで、「せめてレンズぐらいは供給してくれ」と本国に泣き付いてボシュロム製レンズを供給して貰った物だね。
取り敢えずフレームは以前の日本製ツーデラと変わりが無いんでそれを踏まえて。

 

 

 

うむ、クールですな、これぞツーデラって感じだけども実の所「日本オリジナル」だったと言う事で細かい部分も。

・クリングス太さが違う
・ノーズパッドが違う
・レンズの玉型も実は結構違う
・「B&L RAY-BAN」までしか刻印されてない、「U.S.A」となってない。
と言うのを解説すると
レンズの砂打ちと白ロゴ、フレームには「Olympian II DX」と「B&L RAY-BAN」の打刻があるね、でモダンは黒、まぁ敢えて「エボニー」と言いたい所だ、でまぁ本国製なら「U.S.A」が付くべきなんだね。
ノーズパッド取付部分、クリングスの太さが近年物に比べて太く、カシメのノーズパッドのカシメ部分が若干弱いので捻ると簡単に取れてしまう点が挙げられるな。
取り敢えず、「皆がイメージするツーデラ」ってのはこのボシュロムジャパン製のツーデラだったんだな。
実の所90年代のツーデラは色々と違いがありすぎて、90年代型は余り薦められない。
と思ってたんだけど、これこそが本物だったんだね

 

■第四世代「RayBan金ロゴ+BL砂打ち」
90年代の現物は「Oldies Collection」になるんだけど、この「Oldies Collection」のケースって脆いのでボロボロに崩れて消滅した物が殆どで、適当に他のケースを付属して売られている中古が殆どだな、レイバンのケースのいい加減さってホント昔から事で、主に販売店が滅茶苦茶な販売をしていた事が大きい訳です、まぁ仕方ないと言えば仕方ないんですが。
と言うのは、大体のレイバンは「日本人の顔に合わせて調整」すると仕舞寸法が厚くなるんです、テンプル部分が膨らむ事が多いので。
そうなると純正そのままのケースでは「仕舞えない」という自体に成り気味な訳ですよ、だから「ちゃんと入る物を在庫から適当に出す」事が多かった、それでぐっちゃぐちゃなケース付けての販売が横行したって訳だ。
じゃ、現物を見てみよう、実の所ボシュロムジャパン物と比べると大いに違うんだな。

 

んんん?と思った方も多いかと思うが、実は玉型のラインが結構違ってて、此方は「レクタングル」というよりも「ウェリントン」に近い印象を受ける、レンズ下の辺が80年代以前型と比べて短い、目元からレンズ下へのラインがこちらの方が急なのでレンズ間の距離が長く感じられるんだな。
で、こっちの方が「オリジナルの初期型」に近いんだな。
更にテンプルに繋がるラインもジャパンツーデラの型に比べると短い、じゃディティールね。

 

打刻では無くなってるのは寂しい所だが、基本的には「デカール仕様」でコレは全部落ちたんだと思うが、まぁ文字は印刷になったんだね、書いてある文章は「B & L RAY-BAN USA」と「OLYMPIAN II DLX」だね
USAとちゃんと書いてある訳でまぁつまり、これこそが正しく「ボシュロムUSA製復刻版」だというわけだ。

でレンズだけど、これ要するに「II スタンダード」のコンボフレーム用のレンズをそのまま使ってるんだね、本来なら「IIデラ」のレンズは若干大きくないとイカン訳だ。

それをコストダウンの為か共用にした事が「大きさの明確な違い」になった訳。
んでモダンはべっ甲調だね、近年の4~6デラックスも同様なので90年代のデラックスの仕様なんだね、ここは俺的には良い。
で、ノーズパッドは「BL」刻印付きの純正物で、実はモダンに品番があるんだが、コレは従来のLから始まる品番では無くW品番の「W1307」が付けられているんだな。
正直この90年代型は「ちょい引っかかるなぁ」という人も多いだろうね、だけど残念ながらこれの方がオリジナルに近いと言うwww。
因みにボシュロムジャパンはこのツーデラを「スモールオリンピアンII」として売ってた訳だ、だって型違いすぎるじゃんwww

■第五世代「クソレイバン復刻」
どうでも良い、けど実はレンズ玉型に関しては忠実に「最初期型」のレンズデザインを復刻している部分は評価できるかな。
だけども、「ストレートテンプル」では無い、「バネ蝶番」なオリンピアンなど「全く価値が無い」と俺は思うので「改造用ベース」等々に使うのならまぁ良しなんじゃ無いかね?

とまぁ、こんな感じでどうかね?これ以上直す事は無いとは思うが解らん。

つーか「データとして残ってる物」が少ないんだよ、だから多面的に調べて考える必要がある。
こう言う豆知識は「変な品物を掴まない為の知識」であり、更に「ちゃんと自分が欲しがってる物、持ってる物、売ろうと思う物」の把握に繋がるんだ。
真面目に「お前ちゃんと調べてから物言えやバカメが」って輩が多すぎる。
まぁ基本的に「中古市場ほど出鱈目がまかり通ってる世界は無い」と思うわw



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