そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

豊かな老後を生きる3つの黄金律

橘玲の著作は、ずっと読んできました。

現在も多方面にわたって、発言を続けていますが、いずれも刺激的で魅力的です。
さて、今回は、老後についての発言を日本経済新聞の電子版でしています。

 

r.nikkei.com

豊かな老後を生きる黄金律

1 専門性を生かしてできるだけ長く働く

2 長期の積み立て投資で着実に資産をつくる

3 経済的な自由(FI)に到達、好きな仕事を通して人間関係を維持

 

橘玲は、豊かな老後について、3つの黄金律を提案しています。

この中でも1が彼が最近は、ずっと主張し続けているもので、一番メインの考え方でしょう。

つまり、できるだけ長く働くということです。

 

以前の本では、どこの国にも所得税や住民税を払わない「永遠の旅行者」として投資だけで生計を立て、外国で暮らすのが、理想だと述べていたような気がしますが、ちょっと変わってきたようです。

この記事によると長生きリスクに対応するには、自分の専門性を生かしてできるだけ長く働くことが、豊かな老後を生きるために必要だというものです。

 

「永遠の旅行者」という言葉を初めて知ったときは、その発想に驚いて、魅力的に思えたものです。

ですが、一方では、ちょっと自分には、できない、一部エリートの世界の出来事に感じました。

 

それに比べ、最近の橘玲の発言は、より地に足のついたものに思えます。

たぶん、これは、橘玲自体も年を重ね、また最近のコロナ渦での海外生活の難しさということも影響しているのかもしれません。

 

だったら、東京郊外に「移住」した方がずっと快適です。都心に比べれば家賃はずっと安いし、買い物はネットやコンビニで十分。何より日本語で生活できます。

コロナ後も同じで、地方移住ではなく郊外への転居が増えていくのでは、と思っています。週に何回かサテライトオフィスに出勤し、テレワークと併用するようなライフスタイルです。

 

また海外移住に代わって、東京郊外への「移住」を勧めています。

海外生活の困難さに比べ、日本語で生活できる点や、家賃の安さがメリットだとしています。

これも「永遠の旅行者」を知っている者からするとちょっと寂しい発想ですが、より現実的かもしれません。

 

ただ、アーリーリタイアを「仕事をしないこと」とするならば、それは定着しないと思います。仕事は社会資本(評価)と分かち難く結びついているので、人的資本を失えば人間関係や生きがいもなくなってしまいます。

 

アーリーリタイアについては、否定的な発言をしています。

これも最近の橘玲がずっと主張しているものです。

つまりアーリーリタイアをして仕事をしなくなると人間関係や生きがいもなくなってしまうというものです。

 

これは、そしがやは、賛成できません。

彼のように自分の好きなことを仕事にしている人間にとっては、仕事が生きがいかもしれませんが、そうでもない人間もかなりいることを分かってほしいですね。

 

とはいえ、彼の意見には、全面的には賛同できませんが、今まで経験したことのないことが起きているこの世界で暮らす者にとっては、参考になる点が多々あることは確かです。

 

関連記事

 

sosigayax.hatenablog.com

sosigayax.hatenablog.com