「 相模原の菖蒲園 」
河津 米子さん 撮影
感染の第二波を恐れながらも、経済政策のお粗末さが露呈されてきて、
明日を生きるのに苦しむ人、職を失い希望のない人が増えて、
経済活動の停止によって社会的経済的な恐慌を招きつつあるのを恐れて、
2波の危険を知りながら、緊急事態宣言は解除せざるを得ずに、とうとう
街は活動が戻り始めた。
この二律背反の命題をどう操作していけるのか悩ましくも難しいところだろう。
此処は施政者の腕の見せ所だろう。どうにも心許ないけれど…。
先日は安倍マスクがやっと届いた。これがそうかと興味を持った。
成る程小さめなようだ。今では何処でも売っているし、折角だがピンボケだ。
何だかマスクが可哀想になってくる。
官房長官が「二次感染を防ぐためだ」とコメントしたが、これもなさけない哀れな
言い訳でユーモアにもならない。
この4ヶ月に跨る自粛要請を守った生活で、弱い老人や疾患のある人などには、
いわゆる認知症や要介護になる一歩手前の状態である「フレイル」になってしまう
或いは予備軍になってしまう人が、かなり目に見えて増えており、コロナの過ぎた
後には、生き残った老人に経済問題と同時に、大きな社会的な問題になるのではと
懸念されている。
フレイルになる条件は、市のパンフレットによると、加齢、筋力低下、運動不足、
社会参加や人との繋がりの著しい低下にあると言うから、するとこの数ヶ月の生活は、
まさしくその条件を満たしているわけである。
かといっても、活動は始められない、サークルなど社会参加も出来ないのだから
困ったことである。
自分自身で自ら、散歩、ストレッチ、ラジオ体操、読書、何か趣味のことをする等で、
これからの生活を乗り切るしかないのだろうか。