6丁目のつぶやき

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幻の今治城

2019-12-06 | 

高松城、中津城とならんで
日本三大海城の一つ
今治駅から海側へ徒歩20分

関ヶ原の戦いで戦功のあった藤堂高虎
に伊予半国20万石を領し
この今治に
築城名人高虎が輪郭式海城として
「吹上の浜」と呼ばれた砂丘に築城 

脆弱な砂浜の上に重い石垣を巡らした

今治城は瀬戸内海を睨んで防御していたのに違いない


 


しかし天守があったかどうかは
未だにはっきりしていない
敷地内に天守の遺構が無いことや
あっても6年間で
丹羽亀山城に移築されたとか
実際北隅櫓が
天守の役目を果たしていたとか

現在は模擬天守が北隅に建っている
 


土橋をわたって高麗門をくぐり
枡形虎口から鉄御門を経て二の丸
天守に上り
脆弱な砂丘の上によくこの石垣と城を
造ったものだと
昔の人の知恵に脱帽
 


山里櫓内に陳列してある
一族の精緻な作りの古美術に感銘を受け
最近再建された赤松の匂いがする
長い木造武具櫓を防禦する立場で歩き
なるほどと頷き
 
 
 
城から
遠く見える四国本州を結ぶ
今治尾道ルートの大橋
しまなみ街道が
現代を象徴して
感慨深く眺め
今治城を後にした
 

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今治の街も・・ (屋根裏人のワイコマです)
2019-12-06 09:39:13
この今治の街も二回ほど通りましたが・・
この今治城は、立ち寄ることもなく・・
しまなみ海道を軽快に走り抜ける醍醐味
だけに集中していました。
なので今治城があることすら・・知りませんでした
海の近くの城は 大変ですよね
高波や 台風などの被害もあり・・
勉強になりました。

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