フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

2018年 今週のレッスン 12月4日~12月10日 ラウンド、ラジエーション、ナチュラルクラシカル

2018年12月06日 | 今週のレッスン

今週は今年最後の基本形のレッスン週です

Basic ラウンド
Gradually ラジエーション
Professional ナチュラルクラシカル

あと、3週間程でクリスマスなので
今回の基本形もどのグレードも
お花の雰囲気やデザインは
クリスマスバージョンです

まず、Basic のラウンド、
今回は赤、白、そしてグリーンと、まさにクリスマスカラーの色合いの花材でデザインしていきます

いつも言うように、ラウンドはアレンジメントの基本中の基本です

「基本中の基本」とは?何の事を言っているのかと言うと・・・

花材を中心点(メカニカルフォーカルポイント」に向かって挿す
逆の言い方をすれば、中心点から外側へ放射状に花材が伸びていく

と、いう事です

「中心点に向かって挿す」のはラウンドだけではなく、全ての基本形に当てはまりますが、
ラウンドは中心点からの長さを全て等しい長さに設定する形なので
輪郭(アウトライン)が丸くなるのです

出来上がったラウンドが
「ラウンドになっていない😰」な、とか
「何だか歪で変😱」だな、と感じるのは
原因として「中心点に向かって挿さっていない」ことがひとつです
あとは、長さが中心点から同じではないことも歪になる原因です

いちいちメジャーで長さを測りながら花材をカットしたり挿したりせずに
自分の目を鍛えましょう
自分の作品を客観的に見て観察してみてください

意識を変えれば、見え方も違ってくるはずです

Gradually のラジエーション
ラウンドの応用形とも言えるかもしれません

大きく花材の長さに変化をつけながら
(つまりアップダウンをつけるという事)
花材が中心点から放射状に伸びる様子を表現します

尚且つ、中心点の周りが密度が濃く、外側へ行くほど密度は薄くなるように密度変化をつける事も必要です

花材にあまり葉を付けないで茎が伸びやかに放射状に伸びる姿はとてもステキです

Professional のナチュラルクラシカル
今回は「インヴァーテッドティー」をベースにしたデザインです

決してキッチリと基本形のインヴァーテッドティーを作る訳ではありまさん

花材の持つ自然な枝の流れや向き
花の付き方
葉の趣などを活かしながら、幾何学的なフォルムをベースにデザインする・・・

というのがナチュラルクラシカル

この加減の仕方がなかなか難しいところではあります

ところで・・・
「インヴァーテッドティー」
どんな形なのか覚えていますか?
また、これはBasic の基本形ですが
Basicの時にレッスン参加していない方にとっては
全く知らない形ということにもなります

ここで、詳しく解説する事は出来ないので
各教室ではレッスンの際に説明しますね

一言で言えばアルファベットの「T」という文字を
逆さまにしたような形を表します

基本ポイント
①、②、③、⑤、⑥の挿し位置がとても重要なので
気をつけてくださいね

今回はヒバの枝を高さのある花材として使います
枝物はもちろん、花材には表と裏があります
テキストと同じように配置すると、表裏が反対になってしまうことがあります

ご自分の花材をよく観察し、それぞれに適している向きや配置場所を決めましょう

何だか長々と前置きが長くなってしまいました💦

つまりは・・・
基本は大事
基本形は大事!と、いう事なのです















































































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