2020.09.17 Thursday

サラリーマン球団社長 清武英利

何も事前情報がないまま購入したので、この本は「讀賣ジャイアンツ時代の清武氏の自伝か?」と思い購入。

何も知らないって恥ずかしい…(笑)

この本の主役は、本の帯からも分かるように阪神タイガースと広島カープで、それぞれ阪神の野崎勝義さん、広島の鈴木清明さんの奮闘を紹介するノンフィクション作品である。

2人に共通するのが、各々のチームが弱い状態で球団経営に携わり、次から次へと降りかかってくる難題に立ち向かっていったことと、球団社長という役職より上にオーナーがいて、オーナーとの調整で苦労したことである。

阪神タイガースファンとしては久万オーナーのポンコツっぷりには泣けてくる…

会社で中間管理職のような立場で頑張っている方々には、とても共感できるところが多いように思える。

そう言えば、以前に働いていた会社がプロ野球チームを保有していたのだが、その時のトップである島田亨さんを見ていて、大変そうだった。
(このお名前でどこの球団か分かる方はすごい!)

もちろん野球がテーマなので野球好き、特に1990年頃からプロ野球を見ていたファンには、有名なエピソードの裏話が聞けるので、とても楽しめる。



野崎さんと星野仙一監督(当時)とのエピソードや、1リーグ制阻止に向けてナベツネに対しても立ち向かったカッコよさ、鈴木さんと緒方孝市(選手・監督)とのエピソードや、当時メジャーリーグで活躍していた黒田博樹投手を広島カープに復帰させた泣かせる話は野球ファンなら感動するはず。

清武氏の本は初めて読んだのだが、話に引き込まれるような文章で、高揚感のようなものを感じさせられ、他の本も読んでみたくなった。

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