【イラスト講座】髪の描き方 #2
わかりやすい髪の毛の描き方
まずは全体のシルエットの把握をしましょう。前回も書きましたが、
長いのか短いのか、くせっ毛なのか直毛なのか…など、イメージを固めておくことはとても重要です。
下記のように、髪が長いとイラストの構図にも影響してきます。
また、曲線で描くということも重要です。
まっすぐな髪と言うのは自然ではありません。
長い髪は緩やかなS字を描くようにすると自然で流れのある髪が描けます
疎と密のバランスをとる
髪を描いていると似た線を何本も引くことになると思うのですが、この幅や密度なども重要です
同じ間隔にならないように疎と密をかき分けていきましょう。
ポイント1:サイドに細かい毛を足す
大きい束を描いたらサイドに細かい毛を描きましょう。
絵の動きが出て、密度をあげられます。
ポイント2:髪の毛の表面にパースをきかせる
頭に沿うように髪の束を描いて行くときに、表面のパースを意識しましょう。
簡単に言うと面がこちらを向いてるほど幅が広くなります。
パースについてはここを参照してください
ポイント3:毛先は細かく分ける
太めの髪の束を描いた場合は、毛先を散らすと自然に見えます。
髪の重なりの表現
髪に立体感が出る方法として、髪の重なりを描く方法があります。
重なりの描き方をいくつかご紹介します
サイドの髪の下に前髪を潜らせます。女の子のキャラではよく見る表現です
疎と密の強弱がつけやすい描き方です。
描き込みすぎると野暮ったくなってしまうので気をつけましょう
みつ編みも重なりの一つです。
編み込みの表現は髪の毛だけではなく、いろいろなものの描き方に応用がききます
バリエーションを増やす
髪の毛を描くときは、ある程度かける髪の毛のバリエーションを増やしておくと描きやすいです。
常日頃から、いろいろな人やイラスト髪型を観察してみましょう。
ここではパーツにわけていくつかのパターンを描いていきます。
大きく分けて前髪、もみあげ、後ろ髪に分けて描いてみました。
組み合わせるとこれだけで125通り(!)の髪型がかけるようになります。
おわりに
髪の描き方についてでした。二次元的な髪の毛は現実に存在しないので難しいですよね。
個性が出るところでもありますので、自分なりの描き方をまとめてみるのもいいかもしれません。
ではまた、次の講座でお会いしましょう。
ディスカッション
コメント一覧
髪束にもパースがかかるというのは確かにその通りなんですが、記事を拝見するまではまったく思いつかず目から鱗でした、長いことのもやもやが解決し感謝感激です!