「ラウル・デュフィ展」へ行ってきました。
~絵画とテキスタイル・デザイン~
パナソニック汐留美術館で開催中です。
ラウル・デュフィ(1877~1953年)
~明るい色彩と軽快な筆さばきで「色彩の魔術師」と呼ばれるフランスの画家~
写真撮影スポット
デュフィは、画家として有名ですが、パリモード界のテキスタイル・デザイナーとしての活躍に注目した展覧会。
テキスタイルデザインが、存分に楽しめます。
チャーミングな絵柄がリズミカルに繰り返され、幾通りもの配色パターンで展開。
色違いなだけで、印象はガラリと変わりますが、ふだんその色ではないもの同士の配色が、なんとも新鮮。
当時、女性の服は、絵柄で魅力を競う楽しみ方が広まっていて、デュフィの布地は大人気だったようです。
輪郭をわざと少しずらした柄は、デュフィ調といわれ、当時大流行。
花柄は、現代でも人気のプリントモチーフ。
会場の床にも、デュフィの花柄デザインが投影されます。
服装史に名を残すポール・ポワレ原案で、デュフィの図案のドレスも展示。
他にも、これほどまでに互いの才能を認め合っていたのか!と思える展示内容になっています。
絵画作品は、思っていたより少なめ。
「サン=タドレスの大きな浴女」では、時代の最先端ファッションが描かれていました。
浴女は、シャネル考案のパンツスタイルの水着姿
音楽のように色彩を奏で、色彩のリズムを刻むデュフィのイマジネーションの世界。
豊かな気持ちを高めてくれたひと時でした。
デュフィのデザインミュージカル「マイ・フェア・レディ」の舞台衣装
写真撮影スポット
パナソニック汐留美術館で12月15日(日)まで
その後の巡回予定
松本市美術館
2020年1月25日(土)~3月29日(日)
お知らせ
色の基本と配色を体系的に学びたい方は、
ファションの配色セオリー『3色までに抑えるとまとまりよく決まる』を基に、
・色のしくみ
・色の選び方やまとめ方のコツ
・バランスのよい配色の考え方
などをお伝えします。ぜひ、気軽に学びにお越しください。
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