愛馬では初の春の天皇賞出走。テーオーロイヤルを物差しにすれば、前走のダイヤモンドSで接戦を演じた点から、サリエラにもチャンスがあるのかなというのが単純な見立て。そして、武さん効果でさらにプラスに。しかし、右回りはマイナス、決定的なのは春天では牝馬はマイナス。ところが国枝牝馬なら栗東滞在ってことでまたプラス。そんなことより、前走、初の3000m超の重賞で通用したといっても、ゆったりと追走できたおかげで末脚を生かすかことができましたが、天皇賞ともなれば後半の流れが全く違うことも予想されますので、今までの脚が最後まで使えるのかが鍵になりそうです。
昨年のエリザベス女王杯に続く2度目のG1出走。順調に使えていれば、3歳時には桜花賞にもオークスにも出走できていただろうし、ローズSで2着に入っていながら秋華賞を回避するなど、ただレースに出ていないだけで、G1級の器なのかもしれません。そう考えると、この天皇賞・春への出走は、不安より期待のほうが大きいです。
無事に出走できれば、愛馬で出走していないG1は、フェブラリーS、大阪杯、スプリンターズSの3レースのみになりました。主要なG1は全制覇(出走は)ということになり、一口馬主としての経験だけでいえば、本当に満足な30年弱でした。
サリエラは自身では最後のディープ産駒世代。ここではなくても何とかビッグタイトルを取って終わらせてあげたいです。