橋下徹さんが、テレビで治水行政について話されていました。
初めて聞いたのですが、衝撃的な話でした。
今回、多くの河川で越水、決壊しています。
長野県の千曲川で、なぜ決壊したのか?検証されていました。
堤防が決壊したのは、川幅が1km以上ある地点です。
少し下流にいくと、川幅が200mぐらいなので、水が流れずに水がたまってしまって決壊したのではないかとみられているそうです。
急に川幅が5分の1以下になれば、大雨になれば決壊してしまいます。
それは、わざとしているということです。
市街地の水害を防ぐために、越水や決壊するようにしているそうです。
橋下さんといえば、元大阪府知事、元大阪市長。
大阪で水害が起これば、都市機能の麻痺、経済的に大きな損害になります。
大阪を流れる淀川を氾濫しないようにするために、どこが犠牲になるか?
滋賀県だそうです。
大阪で大雨が降れば、滋賀県も影響があるんですね。
大阪では淀川ですが、京都では宇治川、滋賀県は瀬田川です。
滋賀県内に降った雨は、琵琶湖に流れます。
琵琶湖の水は、瀬田川から出ていくだけです。
瀬田川の洗い堰で、水量が調節されているのですが、
橋下さんの話では、大阪のために瀬田川の洗い堰でせき止めるそうです。
琵琶湖の水がいっぱいになれば、滋賀県内のすべての川の水が流れなくなって、氾濫するということ。
琵琶湖周辺には、住宅もあります。
とくに、堤防があるわけではありません。
考えると、恐ろしいです。
私の家も、琵琶湖から5kmぐらいのところですから、影響がないとは言えません。
川の整備がすすめられていますが、市街地を守るために、氾濫しやすいところをつくっているというのは知りませんでした。
市街地の上流で氾濫させたり、ダムを守るためにダムの下流で氾濫させるというのが、治水行政だそうです。
そういうことを知って住んでいないと、災害時に避難できないから、情報開示が必要だと話されていました。
宇治市で、水害が何度かあったような記憶があるんですが、大阪に入る前に氾濫しているのでしょうか?
淀川は、桂川、宇治川、木津川が合流してます。
京都の桂川もそうだと話されていました。
奈良県から大阪へ流れている川もそうだと。
今まで、上流の雨を気にしていたけど、大阪まで影響しているとは思いませんでした。
たまたまテレビをつけたら話されていたのですが、大事な情報だと思いました。
大変な大雨だったのに、東京では多摩川の氾濫があっただけで、都市部の治水はすごいなあと思っていたのですが、そういうこともあったんですね。
地下にも貯水できるように工事がすすんでいるので、機能しているのですね。
これで、東京とは大丈夫と思っていると、もっと大きな災害になるのかもしれません。
明日、また雨が降るみたいなので、少しの雨でも大きな災害が起こるかもしれないので、警戒心は必要だと思います。
追記