女性の恋愛は、女性側から先に好きになって片思いから始まるパターンよりも、男性が先に好きになってくれてそのままこっちも好きになるパターンが多いです。
恋愛のきっかけは男女それぞれにあるのに、女性が好きになってくれた人を好きになるほうが多いのはどのような理由があるのでしょうか?
ここでは女性が好きになってくれた人を好きになる時の心理について紹介します。
承認欲求が満たされて心地よくて好きになる
恋愛に限りませんが、女性はだれでも、男性から認められたい、自分のことを好きになって欲しいという承認欲求を持っています。
好きになってくれた人から「仲良くなりたい」「もっとお話したいです。」と積極的にアプローチされて嫌な気分になる女性はいません。
その誘い方がしつこかったり下心丸出しじゃなければ、嬉しいですよね。
直接告白されたらもちろん嬉しいし、そうじゃなくても他の女性よりも差をつけて自分を特別視してるのがわかるだけでも自尊心が満たされて嬉しいものです。
そうやって男性から気になっている素振りや好きアピールを受けて、積極的に話しかけられたり食事に誘われるということは、女性の自尊心を満足させてくれます。
「私はいまこの男性にモテてる。」と実感することは、とても気分がいいものです。
そのような承認欲求が満たされる心地よさを感じると、最初は恋愛対象として見ていなかった男性でも、一緒に居るだけで心地よさを感じるようになり、いつの間にかそれが恋愛感情に変わるは自然な心理です。
片思いの辛さを味わわなくてもよいので楽だから好きになる
女性が好きになってくれた人を好きになる心理には、他にも片思いの辛さを味わわなくても良いという一見消極的な心理も働いています。
特に今まで叶わぬ片思いに悩んできた女性ほど、この傾向が強くなります。
だれでも知っているように片思いは辛いものです。
好きになった男性には既に彼女がいた、好きになったけど振られた、好きになったけど告白できないまま悩み続けた経験は誰にでもあります。
片思いが何より辛いのは、どんなに時間をかけて悩んでも、自分で努力しても成就するかどうかは相手の男性次第だということです。
男性が振り向いてくれなければ恋愛は成就しません。
しかし、男性のほうから好きになってくれた場合はその悩みが無くなります。
男性が好きになってくれて自分も好きになって付き合い始めれば、自分の意思で恋愛を成就させることができます。
もちろん、女性自身が「この男で妥協しよう。片思い面倒だし。」なんて考えるわけではありません。
でも、「この人私のこと好きになってくれてるんだ。」「嫌いなわけじゃないから食事に行ってみようかな。」「話してみると優しくていい人だな。」「一緒にいると安心するな。」「いつの間にか、次に会うのが楽しみになってきた。」と自然なステップを踏んで、結果的には好きになってくれた気持ちに応えるようにこちらも好きになってしまっているという心理です。
付き合ってからのパワーバランスが有利になるから好きになる
好きになってくれた人を好きになるのは、付き合ってからのパワーバランスが有利になるからという深層心理も働きます。
女性側から好きになってアプローチして男性が受け入れて交際を始めた場合、恋愛の主導権が男性側にあります。
男性の気が変わらないようにこちらが気を使ったり、喧嘩になった時こっちが先に折れたりすることもあります。
女性側からアピールして付き合うと男性の側から「疲れるから別れよう。」と言い出されないようにこちらが下手に出ないといけない場面もあります。
ところが好きになってくれた人と付き合えば、最初の時点では男性がこちらに好意を持っている度合いが強いので男性が気を使って優しくしてくれます。
ちょっとぐらい喧嘩になっても、男性から別れを切り出してくる可能性は低いので、本音で付き合うことができます。
そんな安心感を将来的にイメージできるので、好きになってくれた人に対して女性は好印象だし、自然に好きになって恋愛感情が生まれます。
付き合ってから浮気の心配がないから好きになる
好きになってくれた人と将来的に付き合うことに良いイメージが持てる原因は他にもあります。
男性側から好きになってくれた場合は付き合ってから浮気の心配がないということです。
女性側から好きになった場合は、男性の気が変わって浮気をしないように常に自分が女性として魅力を失わないように気を張っていないといけません。
浮気症の男性とお付き合いする時は、周囲の女性全部が常に潜在的なライバルだと言っても過言ではありません。
そこまでは大げさにしても、とにかく浮気の心配は恋愛においては危険要素です。
だから男性側から好きになってくれた人には、「この人は誠実そうで、浮気の心配はなさそう。」という好印象が生まれます。
仮に付き合った時の幸せイメージが想像できるようになると、いつの間にか相手のことを好きになって両想いの関係になれるのです。
片思いを成就させる自信がないから嬉しくて好きになる
恋愛経験が少ない人、恋愛が苦手な大人しいタイプの女性も好きになってくれた人を好きになりやすい心理があります。
片思いを成就させるのにはご存知の通りエネルギーが必要です。
勇気を出して話しかけたり、相手の気持ちがわからなくて眠れなくなったり、そっけなくされて落ち込んだり大変です。
さらにはライバルの女性が出現しようものなら戦いです。
大人しい性格の女性はどうしてもそこで自信が無くて引き下がってしまったり、意中の男性が積極的な女性に先に取られてしまって悲しい思いをしがちです。
恋愛の辛いところは、どんなに頑張っても上手くいかないこともあるという事です。
失恋の辛さで恋愛がトラウマになってしまう人もいますね。
そんな人にとって自分を好きになってくれた人というのは、救世主のように見えてとても好意的に映ります。
自分に振り向いてくれない男性より、自分を好きになってくれる男性のほうが優しくて自分に合っていると感じるのは自然な心理です。
ちやほやされて、優しくされて、積極的にアプローチされているうちに好きになってくれた人をこっちも自然に好きになってしまいます。
女性が好きになってくれた人を好きになる心理 まとめ
このように、好きになってくれた人を好きになる女性の心理は、好きになってくれた人をこっちも好きになったほうが恋愛成功率が高いという合理的判断に裏付けられているのは事実です。
でも、自分に対して好意的な人にこちらも心を開くというのは恋愛に限らず当然の心理です。
優しくされたことでこちらも心を開き、お互いに安心感を持って接することで心地よさに繋がり、それが恋愛に発展するというのも自然な流れです。
男性のほうもそんな女性心理をわかっているので、本当に好きになった人には気持を隠さず積極的に愛を伝えるのでしょう。
もし好きになってくれた人が現れた時は、最初はなんとも思っていなくてもオープンな気持で接したいものですね。