コロナで研修の仕事が減っている中・・・
そして、夏の時期はそもそも研修の仕事も少ない・・・
こんな時期は「講師の自分を磨き直す機会にしよう!」という思いでお届けしているシリーズ。
今回は、いよいよ第3回目です。
前回は、講師に欠かせない「土台」の1つの軸として
「夢、ビジョン、目指す世界」について、お伝えいたしました。
(※前回記事は、コチラ)
その前の回では、「土台」を作るために、深堀りしていくしていくための「視点:3C」についてお伝えいたしました。
(※前々回記事は、コチラ)
本日は、土台の2つ目の軸
「失敗と成功の経験・実績・キャリア」です。
講師として、人に教えるということは、何を教えたり伝えているのでしょうか?
・知識やノウハウなど
・気付き
・実践への動機づけ
などなど、いくつもあります。
では、これらは、どう伝えたら理解度や実践度が高まるのでしょうか?
分かりやすく整理したり、論理的に伝えれば、伝わるのでしょうか。
ワークや演習を増やせば理解は深まるかもしれませんが、時間的に厳しいこともありますね。
ある程度短時間で、信ぴょう性や説得力(言い換えれば理解され易さ)を出すにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで、重要なことは、誰かの体験や事例、講師自身の経験だったりします。
「あの偉人でもそんな失敗をしたのか」
「あの講師も色々苦労したから伝えているのか」
「そうか、具体的にはそうやって活用するのか」
と、理解や共感、具体的なイメージを持ってもらうことができる”大きな要素”となるのです。
さらに、教えるという仕事においては、とても重要な点があります。
「誰に学んでいるのか?」
という点です。
その意味では、講師のプロフィールや研修冒頭の自己紹介において、どんな経験をして、どんな思いをして、どんな右翼曲折があったのか? ここを見せる、魅せる、肚を開く、ことがとても大事です。
「講師の先生も苦労された経験があったので、すっと理解しやすかった」
「眼の前の講師が言うと実感として受け取りやすかった」
「教える内容もそうだが、講師自身に興味を持った」
こんなアンケート回答を受け取ったことは、おそらく多々あると思います。
つまり、講師自身の、ヒストリーに共感される「ストーリー性」が必要になるのです。
(具体的なV字回復型のプロフィールの作り方などはまた別項でお伝えしますね)
まとめると、土台作りにおいて重要なことは
・自身の肩書やプロフィール年表を作るだけでなく、そこでどんな経験や思いをしたかを洗い出す
・教えるコンテンツにおいても、このコンテンツを教えているのは、こんな経験を私がしたからだ という紐付け、説得材料を用意する
・共感や納得感を生む、ストーリー性を大事にした形でまとめる。
これが、講師としての土台に非常に重要になる点なのです。
Brew株式会社
代表取締役
原 佳弘
○Brewの講師養成講座
「講師のポジショニング、ブランド、中心作りコンサルティング」
https://www.brew-ing.com/koushiikusei.html