選ばれる講師に欠かせない「土台つくり」その2 | 「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

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人材育成業界、研修・セミナー、自署である「研修講師が企業・研修会社から選ばれる力」に関するお話。研修業界18年。1000人以上の講師に会い、自社でも350名の登録講師がいる。好きなワードは「なんかおかしくない?はイノベーションの種」

コロナで研修の仕事が減っている中・・・

そして、夏の時期はそもそも研修の仕事も少ない・・・

こんな時期は「講師の自分を磨き直す機会にしよう!」という思いでお届けしているシリーズ。

今回は、いよいよ第3回目です。

 

 

前回は、講師に欠かせない「土台」の1つの軸として

「夢、ビジョン、目指す世界」について、お伝えいたしました。

(※前回記事は、コチラ

 

その前の回では、「土台」を作るために、深堀りしていくしていくための「視点:3C」についてお伝えいたしました。

(※前々回記事は、コチラ

 

 

本日は、土台の2つ目の軸

「失敗と成功の経験・実績・キャリア」です。

 

 

講師として、人に教えるということは、何を教えたり伝えているのでしょうか?

 

・知識やノウハウなど

・気付き

・実践への動機づけ

などなど、いくつもあります。

 

では、これらは、どう伝えたら理解度や実践度が高まるのでしょうか?

分かりやすく整理したり、論理的に伝えれば、伝わるのでしょうか。

ワークや演習を増やせば理解は深まるかもしれませんが、時間的に厳しいこともありますね。

ある程度短時間で、信ぴょう性や説得力(言い換えれば理解され易さ)を出すにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

そこで、重要なことは、誰かの体験や事例、講師自身の経験だったりします。

「あの偉人でもそんな失敗をしたのか」

「あの講師も色々苦労したから伝えているのか」

「そうか、具体的にはそうやって活用するのか」

と、理解や共感、具体的なイメージを持ってもらうことができる”大きな要素”となるのです。

 

 

さらに、教えるという仕事においては、とても重要な点があります。

「誰に学んでいるのか?」

という点です。

 

その意味では、講師のプロフィールや研修冒頭の自己紹介において、どんな経験をして、どんな思いをして、どんな右翼曲折があったのか? ここを見せる、魅せる、肚を開く、ことがとても大事です。

「講師の先生も苦労された経験があったので、すっと理解しやすかった」

「眼の前の講師が言うと実感として受け取りやすかった」
「教える内容もそうだが、講師自身に興味を持った」

こんなアンケート回答を受け取ったことは、おそらく多々あると思います。

 

つまり、講師自身の、ヒストリーに共感される「ストーリー性」が必要になるのです。
(具体的なV字回復型のプロフィールの作り方などはまた別項でお伝えしますね)

 

 

まとめると、土台作りにおいて重要なことは

・自身の肩書やプロフィール年表を作るだけでなく、そこでどんな経験や思いをしたかを洗い出す

・教えるコンテンツにおいても、このコンテンツを教えているのは、こんな経験を私がしたからだ という紐付け、説得材料を用意する

・共感や納得感を生む、ストーリー性を大事にした形でまとめる。

 

これが、講師としての土台に非常に重要になる点なのです。

 

 

Brew株式会社

代表取締役

原 佳弘

 

 

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