これは僕が強く信じていること
それが実現する機会で最も相応しいと考えているものこそ
百貨店催事
実際に百貨店催事を企画し運営し、出展したお店がそれを機に注目されて国の施策も追い風になって全国区の知名度になっていく姿を見てきた
そしてこの店の存在から派生して地元の物産が再評価されていく
僕が目の当たりにしたこと以外にも、多くの実例があるし、それはみなさんの記憶にもあるはずだ
その時に確信したこのことで僕の使命は見つかった
地方の魅力を発信していけば、日本はもっと元気になる
47CLUBを退職して身軽になって早速取り組んだのは、ある地域の自治体の産業振興課や商工会へ連絡した
自分の経歴を説明した上で、自分に協力できることはないか
と。
その地域は父親の田舎で、僕にとっては祖父母や親戚との思い出がたくさん詰まっている
しかし数年前から人口減少による悪影響が如実に表れてきている。
若者は地元の郵便局に勤められなければ街を出なければならない。
地元には雇用の担い手たる会社が少ないため、納税額も限られてくる。
そうなると公共サービスもインフラも行き届かなくなる。
そんな地域に僕は連絡した。
しかも自治体の志のある担当に商工会の幹部を紹介してもらうことができたから、僕は希望を胸に連絡した。
その時電話に出た人は言った。
うちは年中忙しいんだ。
商店街のポイントカードの発行や夏祭りの企画運営だけでどれほど労力をかけていると思っているんだ?
その上で、街の活性化に協力させろ?あんたは何を言ってるんだ?これ以上仕事を増やすつもりか?
そこまで言うのなら、せめて年間の事業計画が欲しい。ホームページを見たら問い合わせたら無償提供すると書いてある。
そう言ったら、送り先の住所をFAXで送るように言われたから、電話を切り早速住所を記載しFAXを送った
しかし事業計画書は4年以上経っても送ってくる気配がない。
こんなことを経験しているから、僕はあの街を含め、同じようなことをする地域の担当者に言いたい!
頼むから、地域のために辞めてくれ
それが地域の活性化につながり、人口の流入や観光資源の見直しに繋がり、産業の発展になるんだから
商店街のポイントカードや夏祭りに忙しくて、地方創生に取り組めないなら、その地域は無能な担当者によって貴重な機会を逸してしまう。
どんどん人口減少が進む地域で、ポイントカードが失効し、夏祭りは高齢化により神輿を車で運ぶイベントに変化してしまう。
それもこれもあんたのせいだ
あんたが生まれた地域への唯一の恩返しは何か?
自覚できないだろうけれど、それは短期的な視野でしか取り組めないあんたが辞めて、地域の活性化という次世代にバトンを渡すことができる人に任せることだ
僕の父の田舎は僕にとってある日まではとても素晴らしい思い出に溢れていた。
しかし、地域産業が低迷し人口減少がはっきりと悪影響になってきているなかで真っ暗になった。
親戚のおじちゃんが障害を持つ兄ちゃんが親が死んでも飯を食っていけるようにするため、ある人の儲け話に乗り土地を担保にして借り入れた金で事業を始めた。
けれど、それは典型的な材木詐欺だった。おかげで借金した金は返ってこない。
おじちゃんは家族への罪悪感と失意から、兄ちゃんを絞殺し、そのまま自分も首を吊った。
しかも命を断つには少なすぎる金で。
第一発見者のおばちゃんは気が触れた。
こうして金融機関は担保にした土地を売却し、そこにはパチンコ屋ができた。
地方が衰退していく中で起こる不幸な出来事。
このような話は似たような地域ではあるあるなんだろうな。
でも僕はこういう出来事があったときから地方創生の手段を探していた。
復讐よりも、二度とこのような出来事が起こらない地域の活性化。
それこそが百貨店催事のはずだ
だからそのためにも地方の魅力を発信するんだ
もし、ビンタされたら目が覚めるのなら、何往復でも目が覚めるまでビンタしてやる
目が覚めたら、自分の住む地元の未来を一緒に考えよう
さぁ、百貨店催事で地方創生を実現しよう