東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

図形問題(41)

2019-12-16 10:52:11 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、図形問題です。

問題は、
「下図のように、正方形ABCDの辺ADと辺CD上にそれぞれ点Pと点Qがあり、直線BPは∠ABQの二等分線である。


▲問題図

また頂点Bを通り直線BPと垂直に交わる直線と、直線CDとの交点をRとする。

BQ=5、CQ=2 のとき、△ABPと△BQRの面積比を求めよ。」
です。

まず図1のように、△ABPと△CBRに注目しましょう。


▲図1.△ABPと△CBRに注目します

ここで、四角形ABCDは正方形なので、
AB=CB
∠BAP=∠BCR
で、さらに、
∠ABP=∠ABC-∠CBP
    =90°-∠CBP
    =∠PBR-∠CBP
    =∠CBR
です。

したがって、△ABP≡△CBRになり、
∠ABP=∠CBR
が成り立ちます。

このとき、∠ABP=とすると、
∠ABP=∠PBQ=∠CBR=
です。

一方、AB//DCで、平行線の錯角は等しいので、図2のように、
∠ABQ=∠BQR=2
で、さらに、
∠QBR=∠PBR-∠PBQ
    =90°-
です。


▲図2.∠BQR=2、∠QRB=90°-です

ここで、△QBRの内角を考えると、
∠QRB=180°-∠BQR-∠QBR
    =180°-2-(90°-
    =90°-
になり、∠QBR=∠QRBです。

したがって、△QBRは二等辺三角形になり、図3のように、QB=QR=5、CR=3になります。


▲図3.CR=3です

最後に、
(△ABPの面積):(△BQRの面積)=(△BCRの面積):(△BQRの面積)
                   =CR:QR
                   =3:5
で、これが答えです。


簡単な問題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿