こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2017年AIMEの図形問題です。
問題は、
「AB=82、AD=42の長方形ABCDにおいて、ADの中点をM、ABを1:2に内分する点をN、直線CMと直線DNの交点をOとする。線分CM上の点をPとし、四角形BCONの面積が直線BPで二等分されるとき、△PCDの面積を求めよ。」
です。
問題の図を描くと図1のようになります。
▲図1.問題の図を描きました
ここは、
四角形BCONの面積
→△PBCの面積
→底辺をBCとしたときの△PBCの高さ
→底辺をCDとしたときの△PCDの高さ
→△PCDの面積
という段取りで進めればよさそうです。
まず図2のように、点NからADに平行な直線を引き、直線CMとの交点をQとします。
▲図2.直線NQを引きました
このとき、
です。
また、△ODM∽△ONQ(∠DOM=∠NOQ:対頂角、∠ODM=∠ONQ:DM//QNで錯角)で、その相似比は 21:28=3:4 です。
ここで図3のように、ADに垂直で点Oを通る直線TUを引くと、∠TUN=90°で、さらに、
OT:OU=AN-OU:OU
=28-OU:OU
=3:4
から、
4×28-4OU=3OU
7OU=4×28
OU=16
です。
したがって、
(△ONQの面積)=NQ×OU÷2=28×16÷2=224
になります。
▲図3.△ONQの面積は224です
また、
(台形BCQNの面積)=(BC+NQ)×BN÷2
=(42+28)×56÷2
=1960
です。
ここで、
(四角形BCONの面積)=(△ONQの面積)+(台形BCQNの面積)
=224+1960
=2184
で、さらに△PBCの面積は四角形BCONの面積の1/2であることから
(△PBCの面積)=2184÷2
=1092
になります。
続いて図4のように、点PからBCに下ろした垂線の足をVとすると、
PV=1092÷42×2=52
で、さらに点PからCDに下ろした垂線の足をWとすると、
になり、これでで△PCDの底辺(CD)の長さと高さ(PW)を求めることができました。
▲図4.△PCDの底辺(CD)の長さと高さ(PW)を求めることができました
以上から
(△PCDの面積)=CD×PW÷2
=84×13÷2
= 546
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2017年AIMEの図形問題です。
問題は、
「AB=82、AD=42の長方形ABCDにおいて、ADの中点をM、ABを1:2に内分する点をN、直線CMと直線DNの交点をOとする。線分CM上の点をPとし、四角形BCONの面積が直線BPで二等分されるとき、△PCDの面積を求めよ。」
です。
問題の図を描くと図1のようになります。
▲図1.問題の図を描きました
ここは、
四角形BCONの面積
→△PBCの面積
→底辺をBCとしたときの△PBCの高さ
→底辺をCDとしたときの△PCDの高さ
→△PCDの面積
という段取りで進めればよさそうです。
まず図2のように、点NからADに平行な直線を引き、直線CMとの交点をQとします。
▲図2.直線NQを引きました
このとき、
です。
また、△ODM∽△ONQ(∠DOM=∠NOQ:対頂角、∠ODM=∠ONQ:DM//QNで錯角)で、その相似比は 21:28=3:4 です。
ここで図3のように、ADに垂直で点Oを通る直線TUを引くと、∠TUN=90°で、さらに、
OT:OU=AN-OU:OU
=28-OU:OU
=3:4
から、
4×28-4OU=3OU
7OU=4×28
OU=16
です。
したがって、
(△ONQの面積)=NQ×OU÷2=28×16÷2=224
になります。
▲図3.△ONQの面積は224です
また、
(台形BCQNの面積)=(BC+NQ)×BN÷2
=(42+28)×56÷2
=1960
です。
ここで、
(四角形BCONの面積)=(△ONQの面積)+(台形BCQNの面積)
=224+1960
=2184
で、さらに△PBCの面積は四角形BCONの面積の1/2であることから
(△PBCの面積)=2184÷2
=1092
になります。
続いて図4のように、点PからBCに下ろした垂線の足をVとすると、
PV=1092÷42×2=52
で、さらに点PからCDに下ろした垂線の足をWとすると、
になり、これでで△PCDの底辺(CD)の長さと高さ(PW)を求めることができました。
▲図4.△PCDの底辺(CD)の長さと高さ(PW)を求めることができました
以上から
(△PCDの面積)=CD×PW÷2
=84×13÷2
= 546
で、これが答えです。
簡単な問題です。