こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、平成31年度桜蔭中入試問題を取り上げます。
問題は、
「次の〔 〕にあてはまる数を答えなさい。
3人の中から1人の勝者が決まるゲームのトーナメントを考えます。ゲームは必ず3人で行います。このトーナメントに参加する子どもたちに1から順に番号をふります。番号の小さい順に3人ずつ組み、1回戦を行います。3人の組にならない子どもは2人以下とし、そのまま2回戦に進みます。
2回戦以降も同じように組を作ってゲームを行います。例えば、1番から11番の参加者11人でトーナメントをするとき、図1のように1回戦はa、b、cの3回ゲームを行い、10番と11番の子どもはそのまま準決勝に進みます。そのあとd、eの2回ゲーム行うと優勝者が決まります。
▲問題図(図1)
1番から81番の参加者81人で1回戦を図2のように行うと、優勝者が1人決まるまでに合計〔 ア 〕回ゲームが行われました。
▲問題図(図2)
1番から235番の参加者235人でトーナメントを行うと、優勝者が1人決まるまでに合計〔 イ 〕回ゲームが行われました。
優勝者が1人決まるまでに合計24回ゲームが7行われたとき、トーナメントの決勝、準決勝は図3のようになりました。このときのトーナメントの参加者は〔 ウ 〕人です。」
▲問題図(図3)
です。
トーナメントに参加した子どもの人数を3で割ったとき、その商と余り(0、1、2のいずれか)の和の人数がトーナメントを勝ち上がります。
したがって、
81÷3=27・・・0 ←1回戦
27÷3= 9・・・0 ←準々決勝
9÷3= 3・・・0 ←準決勝
3÷3= 1・・・0 ←決勝
から、合計のゲーム数は、27+9+3+1= 40(回)で、これが〔 ア 〕の答えです。
同じように、
235÷3=78・・・1 ←1回戦
79÷3=26・・・1 ←2回戦
27÷3= 9・・・0 ←準々決勝
9÷3= 3・・・0 ←準決勝
3÷3= 1・・・0 ←決勝
から、合計のゲーム数は、78+26+9+3+1= 117(回) で、これが〔 イ 〕の答えです。
最後の〔 ウ 〕です。
7人が準決勝に進んでいるので、準々決勝に、
(1) 21人の子どもが進み、7ゲーム行われた
(2) 19人の子どもが進み、6ゲーム行われ、1人はそのまま準決勝に進んだ
(3) 17人の子どもが進み、5ゲーム行われ、2人はそのまま準決勝に進んだ
のいずれかになります。
これらの(1)から(3)について、同じように勝ち上がった子どもの人数と行われたゲーム回数をまとめると、下表のようになります。
▲表.勝ち上がった子どもの人数と行われたゲーム回数をまとめました
以上から、与えられた条件を満たすトーナメントの参加者は 49 人 で、これが〔 ウ 〕の答えです。
簡単な問題です。
今回は、平成31年度桜蔭中入試問題を取り上げます。
問題は、
「次の〔 〕にあてはまる数を答えなさい。
3人の中から1人の勝者が決まるゲームのトーナメントを考えます。ゲームは必ず3人で行います。このトーナメントに参加する子どもたちに1から順に番号をふります。番号の小さい順に3人ずつ組み、1回戦を行います。3人の組にならない子どもは2人以下とし、そのまま2回戦に進みます。
2回戦以降も同じように組を作ってゲームを行います。例えば、1番から11番の参加者11人でトーナメントをするとき、図1のように1回戦はa、b、cの3回ゲームを行い、10番と11番の子どもはそのまま準決勝に進みます。そのあとd、eの2回ゲーム行うと優勝者が決まります。
▲問題図(図1)
1番から81番の参加者81人で1回戦を図2のように行うと、優勝者が1人決まるまでに合計〔 ア 〕回ゲームが行われました。
▲問題図(図2)
1番から235番の参加者235人でトーナメントを行うと、優勝者が1人決まるまでに合計〔 イ 〕回ゲームが行われました。
優勝者が1人決まるまでに合計24回ゲームが7行われたとき、トーナメントの決勝、準決勝は図3のようになりました。このときのトーナメントの参加者は〔 ウ 〕人です。」
▲問題図(図3)
です。
トーナメントに参加した子どもの人数を3で割ったとき、その商と余り(0、1、2のいずれか)の和の人数がトーナメントを勝ち上がります。
したがって、
81÷3=27・・・0 ←1回戦
27÷3= 9・・・0 ←準々決勝
9÷3= 3・・・0 ←準決勝
3÷3= 1・・・0 ←決勝
から、合計のゲーム数は、27+9+3+1= 40(回)で、これが〔 ア 〕の答えです。
同じように、
235÷3=78・・・1 ←1回戦
79÷3=26・・・1 ←2回戦
27÷3= 9・・・0 ←準々決勝
9÷3= 3・・・0 ←準決勝
3÷3= 1・・・0 ←決勝
から、合計のゲーム数は、78+26+9+3+1= 117(回) で、これが〔 イ 〕の答えです。
最後の〔 ウ 〕です。
7人が準決勝に進んでいるので、準々決勝に、
(1) 21人の子どもが進み、7ゲーム行われた
(2) 19人の子どもが進み、6ゲーム行われ、1人はそのまま準決勝に進んだ
(3) 17人の子どもが進み、5ゲーム行われ、2人はそのまま準決勝に進んだ
のいずれかになります。
これらの(1)から(3)について、同じように勝ち上がった子どもの人数と行われたゲーム回数をまとめると、下表のようになります。
▲表.勝ち上がった子どもの人数と行われたゲーム回数をまとめました
以上から、与えられた条件を満たすトーナメントの参加者は 49 人 で、これが〔 ウ 〕の答えです。
簡単な問題です。