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新型BMW 4シリーズ・カブリオレ発表!ソフトトップ採用にて「より優雅に、そしてより快適に」

| 今回のモデルチェンジでは、うまくクーペとの棲み分けを行ってきたようだ |

さて、先日ティーザーキャンペーンの末にリーク→発表となったBMW M3/M4。

そのインパクトも冷めやらぬ今、今回は「新型4シリーズ・カブリオレ」が発表となっています。

新型4シリーズ・カブリオレの外観における最大の特徴は、4シリーズ・クーペと共通のバーチカルキドニーグリルということになりそうですが、この巨大キドニーグリルについては、(4シリーズの)発表前に強い拒否反応が(市場から)示されていたにもかかわらず、実際に発表されてみると大きな批判はなく、むしろ好意的に受け入られたようですね。

なぜすんなりとこれが受け入れられたのかは不明ではあるものの、ぼくとしては「7シリーズやX7のキドニーグリルのように悪目立ちしていない」「ボディのデザインに統合されており、一体化している」「実際に機能を伴っており、目立ちたいためだけにこれを採用したわけではない」といったところがその理由なんじゃないかと考えています。

新型BMW 4シリーズ・カブリオレはこういった特徴を持っている

そして新型4シリーズ・カブリオレにつき、先代との最も大きな差異は「ソフトトップ」へと変更されたこと。

この新型ルーフはメタルトップに比較して40%軽量だといい、トランクスペースも35リットル増加しているようですね(トータル255リッター)。

加えてわずか「5ミリ」ではあるものの、ヘッドルームに余裕が出たそうです。

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なお、メルセデス・ベンツSLKにて採用が始まった折りたたみ式ハードトップですが、その後は多くのメーカーがこれを採用することに。

もちろんBMWもそのひとつで、スーパースポーツだとフェラーリ、マクラーレンもこれを採用しています。

一方、ポルシェ、ランボルギーニ、ロールスロイス、ベントレーはトラディショナルな「布ルーフ」を採用していて、この主たる理由は「布(ファブリック)ルーフのほうが優雅に見えるから」。

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たしかに布ルーフのほうが(スーパースポーツといえど)エレガントに見えるのは間違いなく、そしてトップのカラーを変更することで様々な選択肢を作り出すという意味においては、ユーザーにとっても「買う理由の一つ」を提供することになるのかもしれませんね。※今回、BMWは4シリーズ・カブリオレのルーフに対し、”メタリック”効果をもたせたムーンライトブラックルーフをオプション設定している

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今回、新型4シリーズ・カブリオレに採用された布ルーフは時速50キロまでの速度において、18秒で開閉を行うことができ、M440iだと「リモコンキーにて」開閉操作を行うことが可能、とのこと(430iではオプション)。

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車体も「補強済み」

なお、オープン化のデメリットといえば、「車体剛性が落ちる」こと。

ただしBMWは長年オープンモデルを提供してきたという歴史を持っており、今回の新型4シリーズにおいても「強化サイドスカート採用(これはクーペに流用したい)」、「フロントにはシアーパネル追加(これもクーペに流用したい)」「トランスミッショントンネルの強化」「フロアプレート強化」といったメニューが消化されています。

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加えて、快適性を向上させるために吸気システムのノイズを低減し、アンダーボディの遮音性能を向上させるなどいくつかの施策も実施しており、外観のみならず、その性格においても「4シリーズクーペ」と大きく差別化を図っているようです。

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まずは2グレードから、駆動方式はFR/4WD両方での展開

現時点では日本への導入時期やグレード展開、価格についてアナウンスはありませんが、北米だと2リッター4気筒ターボ(255HP)を搭載する430i、3リッター6気筒ターボ+マイルドハイブリッド(382HP)を搭載するM440iとがラインアップされ、0-100km/h加速性能だと前者が5.9秒、後者が5.0秒というスペックを誇ります。

なお、最高速については430iでは210km/h、M440iだと250km/hに制限されている、とのこと。

駆動方式については、それぞれにFR、そして4WD(xDrive)が用意されています。

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こちらが「メタリック効果」のある新型ソフトトップ。

2021-bmw-4-series-convertible-roof

今回のフルモデルチェンジにおいて、BMWはうまく「クーペ」「カブリオレ」の性格を分けており、カブリオレのほうはより優雅そして快適になったという印象を受け、まさにオフィシャルフォトにあるようなライフスタイルが似合いそうですね。

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参照:BMW

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