サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

認知症実践者研修

2018年08月13日 20時54分00秒 | 介護日記
11日のブログの最後に

「明日も行くでね、待っとってね。」

と、書いたのですが、結局、行きませんでした。
そして、今日も。

昨日、12日は朝「認知症介護実践者研修」で、介護家族の思いを家族の会のYさんと一緒に話してきました。

実践者研修は、専門職の皆さんがより認知症についての理解を深めるための講習で、その中で、家族の思いを知る講義があり、家族の会のメンバーがお話をさせて頂いています。

以前は、90分間だったのが、80分になり、今年度からは60分になってしまいました。他の講義・演習の時間がふえているための処置なのでしょうが、少し寂しいです。

2人で60分、一人30分の話しは、あっという間に時間が過ぎました。

まず、最初に私が、続いてYさん。

Yさんのお話は、とても臨場感があり、心を動かされます。

ご主人を入院させるときに、とても悩んでいたYさん、そのとき専門職の方から
「これからは、専門職の方々にお任せして、あなたは笑顔をご主人に届けなさい」と言われ、とても心が楽になったとお話しされました。施設にお預けしている家族は、スタッフさんに任せるしかありません。そして、笑顔を届ける(本人だけでなく、スタッフの皆さんにも)ことが、心からの笑顔を届けることが、大切な仕事なのかもしれません。

終了後、二人でコーヒーを飲みながら雑談。

宝くじでもあてて、でっかい土地に、認知症に優しい街を、街ごと作ってしまう。どれだけ大声で叫ぼうが、誰にも迷惑をかけない広い土地。自由にやりたいことをできる環境。
野菜作り、陶芸、ギターを弾いて歌いまくったり・・・。

中に保育所も作り、子育て中の方も働けるように。(Yさん、保育士さんなので)などなど。

夢は広がりますが、あまりに非現実的で。
でも、こんな話は楽しいですね。


夕方からサキさんのところに行こうと思っていたのですが、甲子園ですごい試合をやっていて、感動してたら、すごい雷鳴と豪雨。サキさんのところに行きそびれてしまいました。そして、今日も、何となくダラダラと過ごし・・・(トイレ掃除は念入りにやったのですが)

明日は、本当に行くでね。
待っとってね。


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2 コメント

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サキさんの夫様 (オリーブ)
2018-08-13 23:24:23
いつも色々な思いでブログを拝見させて頂いております。
本日は初めてコメントを残させて頂きます。
サキさんが睨みをきかせておられた記事を拝見し、きっとサキさんにとって一番自分の素を出せるのが夫様なのだろうな、一番心を許せる相手が夫様なのだろうな、そんな風に感じました。
私の地域での実践者研修では、認知症のご家族様からのお話を拝聴する講義は無かったです。
ご本人のケアはもちろんですが、ご家族含めての認知症介護だと常々思っていますので、ご家族の方の講義はとても心に沁みるものであったのだろうなって思いました。
私の県でも是非是非そのような機会が欲しいです。
何よりの学びになると感じました。
いつも素敵なブログをありがとうございます。
Unknown (サキさんの夫)
2018-08-14 17:11:46
オリーブさん、ありがとうございます。
サキさんの「睨み」の本意は分かりませんが反応してくれていることに違いはありません。反応を返してくれることを励みにこれからも会いに行ってきます。
家族の声、思いは、伝え続けなければいけないと思いますので、これからも機会あるごとに伝えていこうと思います。オリーブさんのところでも、そういう機会が設けられることを期待しています。

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