サキさんの介護日記　　　　　（若年性認知症の妻との記憶）

今日も私一人でサキさんの食事介助に行ってきました。


食事前のサキさんです。何か悲し気な感じです。何かを叫んでいるかのようにも見えますね。顔を動かしていろんな表情を作ってくれていました。

ソフト食の夕食が運ばれてきました。
「今日は食べてくれるかな」
スプーンをサキさんの口に近づけましたが、口を開けようとする反応はありません。逆に力が口を閉ざす方向に使われていました。歯にも力が入り、思いっきり食いしばっています。（そこまで嫌がらんでもいいのに）


結局、今日もほとんど食べてくれませんでした。


何か言いたげなサキさん。

最後にベテランのスタッフさんと交代し、お茶を飲ませてもらいました。すると、どうでしょう。サキさん、ごくごくと音を立てて飲むではありませんか。水分補給にと追加で持ってきてくれたトロミの付いたジュースもゴクゴク。

私の時とは全く違う反応でした。
（何か、腹立つ）

ま、でも飲んでくれたでいいか。
今度は、がんばろう。