今日はブログを再開しようと思ったきっかけのお話です。

 

 

何かとバタバタとする日々は続いておりますが、

わりと良く寝て、よく食べて、よく笑って、

健康的な毎日を送っております。

 

 

実は、私が

ベルあれから5年経ち完治しました!

 

 

 

5月2日にブログを書いていますが、

実際に病院で「完治です。」と言われて

最終診察日となったのは5月15日です。

 

 

実はこの病院へ診察に行く朝、

友人からLINEが届きました。

 

 

その内容は

「乳がんかもしれない。」っという内容。

 

 

元々、20代の頃も一度乳がんの検診でひっかかったこともあり、

ずっと体調が優れなかったので念の為に診察を受けたら、

まさかの最悪は悪性かもしれないという結果。

 

 

私ががんになった事を一番最初に伝え、

通院の日の度にいつもLINEをくれて支えてくれた友人。

 

 

自分の事のようにショックでした。。

私は大腸がんなので、乳がんの知識はなく、全く別物。

 

 

最悪の場合は全摘なので

彼女の心にどれだけ寄り添って、力になってあげれるのか?

っと凄く悩みました。

 

 

私もそうでしたが、

結局は本人にしかわからないのです。

 

 

だから私は余計な質問などはせず、

ただ、ただ彼女が話てくれることだけに耳を傾けました。

 

 

 

「大丈夫!」

 

 

そんな安易な言葉なんてかけませんでした。

ただひたすら寄り添うという事をしました。

 

 

すると私が質問をしなくても

彼女のタイミングで経過報告もしてくれて、

時には不安な気持ちもぶつけてくれて、

相手が話してくれるタイミングを待つっていうのは凄く大切だなっと思いました。

 

 

 

しかし、

検査結果は悪性。

全摘をしなければならないと。

 

 

 

私には何もできない。

私にできる事は寄り添うということだけ。

 

 

 

術後は手術を終えた彼女の元へお見舞いに行ってきました。

 

 

 

彼女の入院している部屋のドアを開けて顏を見た瞬間に

ポロポロと涙が出て泣いてしまいました。

 

 

 

だって、驚くほど顔色もよくって元気だから。

安心して涙が出ちゃったんです。

 

 

 

何よりもお見舞いに来て欲しい。

っと言ってくれたことが嬉しく

術後驚くほど元気な彼女に会えてホッとしました。

 

 

 

 

運よ手術の日も予定より2ヵ月早くなりました。

癌を身体に残して2ヵ月も過ごすのはとても不安なことです。

 

 

 

「2ヵ月も早まって本当にラッキーだね!」

なんて話していたんですよね。

 

 

 

この手術日が早まるまではメンタル的にもかなり落ち込んでいて心配しました。

それが手術日が早まって以来とってもポジティブに変わっていました。

 

 

でも乳がんの手術は様々な決断をしなけばなりません。

彼女は短期間でその決断をし、手術に挑んだんだと思うと、

どれだけの葛藤があったのだろうか。。。

っと胸が苦しくなりました。

 

 

 

ただ、予想以上に身体も心も元気になっていて、

「癌取り除いて、最大のデトックスだね!」なんて言ったり。

これって私が癌になったから言える言葉だと思います。

 

 

癌になって色んな経験をしているのもあるおかげで、

一見軽そうに見える言葉にも重みがあるという事を彼女も理解してくれます。

 

 

すっかり心の在り方まで変わっていた彼女にびっくりなのと、

癌を摘出後は様々なミラクルが起こって、

「これからいい事しかないよね。」っと本人も言うくらい前向きになっていました。

 

 

 

幸い、進行状態も初期のステージ1の段階。

 

 

 

そもそも彼女がしこりかな?おかしいかも?

っと感じた場所ではなく全く別の場所に癌があったんです。

今回の癌が見つかったことが奇跡に近いくらいだそうです。

 

 

 

最初は

『なんで私が癌なんかに。。。』

っと思いつめていたと話していましたが、

 

今ではは

『癌が見つかったおかげで。。。』

っと思えるようになったと。

 

 

私はそう思えるまでに1年はかかったので、

今の時点でこの思考回路に変わっていることに驚きでした。

 

 

結局、いつもと変わらず、

お腹を抱えて笑う話も沢山して、

健康や子どもについて語ったり、

いつもと変わらない友人でした。

 

 

食欲あるのかな?っと不安だったので

食べ物ではなく、本をプレゼントしたのですが、

ケーキも持って行けばよかったなとw

本は想像以上に喜んでくれたので我ながらナイスチョイスだったなとキラキラ

 

 

ただ、きっと乳がんの場合は完治と言われる10年まで

まだまだ不安や、傷口をみる度に心が痛んでしまうと思うんです。

 

 

癌になってしまうと「癌になってしまった私」と一生付き合う事になります。

実はこれが見えない苦しさなんです。

 

 

彼女が私を支えてくれたように、

私もこれから彼女の支えになりたいと思う出来事でした。

 

 

そして私もそうでしたが、自分の身体に違和感を感じたら、

きちんとすぐに調べ、向き合うことも大切です。

彼女も忙しいワーママなので、自分を後回しにしがちだったけど、

何かおかしいと思ってちゃんと病院で検査して良かったと言っていました。

 

 

実は同年代で癌になった友人が数人います。

でもみんな元気に病気が嘘のように過ごしています。

これって奇跡じゃないかなって。

 

 

その人に共通していることは

自分と向き合い、病気と向き合う事。

そしてポジティブに生きる事。

これが一番の薬なのかもしれません。

 

 

今こうやって健康で在ることがどれだけ有難く大切なことで

1日1日を大切にしなければならないなと思ったのであります。